アマゾン

劇場公開日:

解説

アマゾン奥地を舞台に、一攫千金を夢見る男たちの愛と挫折を描く。監督・製作・脚本はアキ・カウリスマキの兄で「ヘルシンキ・ナポリ オールナイトロング」のミカ・カウリスマキ、共同製作はペンヒ・コウリ、エグゼクティヴ・プロデューサーはロバート・A・ミッチェルとクラウス・ヘイデマン、共同脚本はリチャード・レイティンガー、撮影はティモ・サルミネン、音楽はナナ・ヴァスコンセロスが担当。

1991年製作/フィンランド・ブラジル合作
原題:Amazon
配給:パルコ=コムストック
劇場公開日:1992年1月25日

ストーリー

アマゾンの奥地。食料や車の燃料が尽き途方に暮れる中年男性カリ(カリ・ヴァーナネン)と2人の娘ニーナ(ミナ・ソヴィオ)とレア(アイリ・ソヴィオ)の眼前に、ヴェトナム帰還兵のアメリカ人ダン(ロバート・ダヴィ)が乗る一機のプロペラ双翼機がやはり燃料不足で不時着してきた。僅かに残った燃料を利用し合うという取り引きが成立した両者は、一緒に飛行機で移動する。カリは故郷フィンランドで、意識不明の重体に陥った妻の延命装置をはずし、仕事や警察からも逃げ出し、ブラジルで金やダイヤモンドを採掘する夢のためにやって来ていたが、リオ・デ・ジャネイロでひったくりに遭ってお金もパスポートも盗まれていた。彼はダンの住まいに居候し、2人はパートナーシップを結んでプロペラ機で輸送業を営みながら、壊れたブルドーザーの修理に励んだ。ある日娘たちは北部にあるテペケム村の学校に行くことになるが、そこの美しい女教師パオラ(レイ・ドーン・チョン)にカリは一目惚れし、2人は恋に落ちる。彼女の大地に対する畏敬の念に虜になったカリと、村の破壊計画を練るダンとの考え方は徐々に相容れなくなり、ついに決裂した時、2人の乗ったプロペラ機も墜落し、熱帯雨林のジャングルに落ちる。ダンは死亡するが、カリは重傷を負いインディアンたちに助けられる。今や自分の故郷となったアマゾンを愛するようになったカリは、愛するパオラと娘たちの待つテペケム村へと戻り、新たな人生を送るのであった。

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