ソイレント・グリーン

劇場公開日:

解説

「ミクロの決死圏」のリチャード・フライシャー監督が、アメリカのSF作家ハリイ・ハリスンの小説「人間がいっぱい」を映画化し、人口爆発・異常気象・食糧難・資源枯渇・生態系崩壊・貧困などさまざまな社会問題を背景に描いた1973年製作の近未来SF映画。

2022年、ニューヨーク。爆発的な人口増加のせいで人々は住む場所を失い食糧難も常態化、さらに急激な気候変動によって街は熱波にさらされていた。超格差社会となった世界では、多くの人々が政府から週に一度配給される栄養食品「ソイレント」を待つだけの無為な日々を過ごしている。そんな中、究極の栄養食をうたう新製品「ソイレント・グリーン」を発表したばかりのソイレント社幹部サイモンソンが何者かに殺害される事件が発生し、殺人課の刑事ソーンが捜査に乗り出すが……。

「ベン・ハー」のチャールトン・ヘストンが刑事ソーン役で主演を務め、「犯罪王リコ」のエドワード・G・ロビンソンが共演。2024年5月、デジタルリマスター版にてリバイバル公開。

1973年製作/97分/G/アメリカ
原題:Soylent Green
配給:コピアポア・フィルム
劇場公開日:2024年5月17日

その他の公開日:1973年6月9日(日本初公開)

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

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映画レビュー

4.5Proto-Blade Runner

2022年2月2日
PCから投稿

興奮

Soylent is more a Turner Classic talkie than it is a high-stakes sci-fi thriller, yet it's easy to see where later future sci-fi dystopian films take their inspiration. Set in 2022, this makes it the perfect time to watch if you haven't seen it yet. What could be the same universe as Orwell's famous story, real food isn't non-existent as it is expensive and scarce. Wait for the bulldozers.

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Dan Knighton

3.5精神と肉体の汚れ

2024年5月19日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

ディストピアが超管理社会でハイパークリーンなものではなく、薄汚れた人がたかって臭いそうな絵面というのがリアル。/そういう意味では『ドゥ・ザ・ライト・シング』とか『ひろしま』みたいだったな。

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ouosou

3.5これで97分。さすが職人監督リチャード・フライシャー。最近のやたら長い映画と違って娯楽映画の作り方を分かってらっしゃる。60年代末期~70年代半ばにこういうディストビア映画が沢山作られてましたね。

2024年5月18日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

①自分が映画を見始めた頃に話題作として公開されながら観れなかった映画を、半世紀を経て大スクリーンで観れる、というのも中々オツなものです。

②本作は、先ずは名優エドワード・G・ロビンソンの遺作として記憶に残るべきでしょうね。
ソルが“ホーム”で息を引き取るシーンは何故かウルッと来てしまった。最後まで名優さんでした。
それに或る意味『PLAN75』を先取りしている設定。

③地球温暖化・人口爆発・貧富格差拡大・食料難等々、確かに未来を予言した映画(舞台となった2022年ではもはや未来の話ではなく現実の問題になってます)では有るけれども、その先見性の秀逸さは原作の小説に軍配が上がるもの。
私には特に本作で描かれる富裕層が現在の先進国に相当し、貧困層が発展途上国を表しているように映って仕方がなく、そこに先見性を見いだしました。

④肝心要のソイレントグリーン製造工場のセキュリティの甘さは、こういう娯楽映画ではお約束。

⑤若い女性の描き方は、現代では噴飯物ですが、70年代当時は仕方なかったとしてご容赦を。
映画女優としては早くに消えてしまったけれども、リー・テイラー・ヤングも若くてキレイ。

⑥70年代半ば迄のSF映画とかディザスター映画の大作の主人公と言えばチャールストン・ヘストンと決まっていたようなものなので仕方ないが、今観るとミスキャストだと思う。
ふてぶてしいがナイーブさもある、もう少し若い役者の方が良かっただろう。その方が自然が溢れていた昔を知らないというキャラクターに合っていただろうし、リー・テイラー・ヤングとのラヴシーンも違和感がなかっただろう。
腹の肉が弛みだしたヘストンでは様にならない(腹の肉が弛みだしたということでは私も偉そうなことは言えないが…)

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もーさん

3.0今では驚くオチではないが

2024年5月18日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

どんなにCGが進歩しても、巨大シャベルカーが人間を救いあげる本物のシーンには、お粗末なお絵描きにしか見えない。

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ムーラン
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