踊るアメリカ艦隊

解説

「踊るブロードウェイ」と同じくエリーナー・パウエル主演、ロイ・デル・ルース監督、ジャック・マッゴワン、シド・シルヴァース共同脚色になる映画で、原作はマクゴワン、シルヴァースが更に「ハリウッド征服」のB・G・デシルヴァと共に書卸した。相手役は「結婚設計図」「妻と女秘書」のジェームズ・スチュアートが勤め、「踊るブロードウェイ」のシド・シルヴァース、ユーナ・マーケル、フランセス・ラングフォード及びバディー・エプセン、「巨星ジーグフェルド」のヴァジニア・ブルース、「サンクス・ミリオン」のレイモンド・ウォルバーン、「丘の彼方へ」のアラン・ダインハート等が助演するほか、芸人連が出演している。撮影は「妻と女秘書」「支那海」のレイ・ジューンの担当、舞踏振付は「踊るブロードウェイ」のデーヴ・ゴールドが受持った。

1936年製作/アメリカ
原題:Born to Dance

ストーリー

テッドと相棒のガニイ、マシイの三人はアメリカ潜水艦の乗組員で、四年間の航海を終わってニューヨークへ帰った。ガニイは出発直前に結婚した女房のジェニイハ未だ自分を好いていてくれるかと気にかけている。ジェニイは孤独クラブに勤めて、夫の出発後可愛い娘の子をうんだのであるが、今までそれを彼に打ち明ける機会がなかった。このクラブに踊子を志願して田舎から上京したノラという娘がいて、ジェニイと仲良しであった。テッドとガニイはジェニイに会うためクラブへやってきたが、それ以来ノラはテッドと恋し会う仲になった。ところが潜水艦を見学に来た名女優ルシイが、偶然のことからテッドと知合いになったのを、彼女の宣伝部員マッケイがうまく宣伝に利用したが、ルシイはこの時から本当にテッドに恋をしてしまった。テッドはマッケイに頼んでルシイの一座にノラを採用してもらう。初日が近づいたのでマッケイは宣伝のためルシイとデッドの婚約を発表しようとするが、彼を本心から愛しているルシイは、二人の仲を新聞に発表したら一座を脱退するといきまく。テッドは海軍をやめたが、ルシイとの仲を聞いたノラは彼に嫌われたものと思って会おうとしない。しかしテッドはルシイのことなど全然関心がなく、かえってっさくを案じて初日を控えた日に、新聞記者を集めてルシイとの婚約を発表してしまった。これを見たルシイは腹を立てて即座に脱退した。スターの無くなった一座へ、テッドは計画通りノラを推薦し、彼女は一躍主役を演ずることになった。興行は見事大成功を収め、ノラはその間の事情を初めて知ってテッドとめでたく結婚した。一方ガニイは女房ジェニイの冷遇に憤慨して又海軍に入り四年間の航海に就いた。

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スタッフ・キャスト

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受賞歴

第9回 アカデミー賞(1937年)

ノミネート

ダンス監督賞 デイブ・ゴールド
主題歌賞
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