ローマを占領した鳩

劇場公開日:

解説

ドナルド・ダウンズのベスト・セラー小説「復活祭のごちそう」を「ダニー・ケイの替え玉作戦」のメルヴィル・シェイヴェルソンが脚色・監督した戦争喜劇。撮影は「ウエスト・サイド物語」のダニエル・L・ファップ、音楽は「2ペンスの希望」のアレッサンドロ・チコニーニ。出演者は「ダイアモンド・ヘッド」のチャールトン・ヘストン、「ハタリ!」のエルザ・マルティネリ、「突撃隊」のハリー・ガーディノなど。

1962年製作/アメリカ
原題:The Pigeon That took Rome
配給:パラマウント
劇場公開日:1963年2月13日

ストーリー

第二次世界大戦の末、ドイツ軍がイタリーを占領し、イタリー国民の一部はゲリラ作戦を行っていた。アメリカ軍はイタリアに上陸、ローマ進出の機会を狙ったがことごとく失敗に帰した。そこで司令官は歩兵大尉ポール・マクドゥガル(チャールトン・ヘストン)をスパイとしてローマへ送った。彼に無電技師ジョー・コンチニ軍曹(ハリー・ガーディノ)も同行した。2人はリビオ少年とその父チチオに案内され彼らの家に行った。家にはリビアの姉アントネラ(エルザ・マルティネリ)とその妹ロザルバがいた。アントネラは家にポールらをおくのに反対だったが、結局2人はいることになった。数日経ち、無電で送る通信は必ずドイツ軍に盗聴され、2人は再三危機に陥った。そこで、アメリカ軍司令部は伝書鳩を使うことを考え、さっそく鳩をローマに送った。そのうち、ジョーとロザルバは相思相愛になり、復活祭の晩に婚約発表をしようとしたが、ご馳走の材料がなかった。アントネラは伝書鳩を料理してご馳走を作り婚約を発表した。ポールはドイツ軍司令部から盗んだローマ防備体制の地図を鳩につけ放った。が、チチオが食べた鳩の穴うめにドイツの伝書鳩を盗んでおいたため、鳩はドイツ諜報部に舞い下りてしまった。それを知ったポールは、でたらめの情報を次々と送った。が、たった一羽残っていたアメリカ軍の鳩がアメリカ軍司令部に戻ったため、その情報を元にアメリカ軍は出動した。不意を突かれたドイツ軍は壊滅し、ローマは解放された。早速ジョーとロザルバは教会で結婚式を挙げた。が、途中ロザルバが産気づいたため2人は病院へ向かった。後に残ったアントネラとポールは自然に相互から抱き合った。その時、数十羽の鳩がローマ上空を飛び交った。

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スタッフ・キャスト

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受賞歴

第35回 アカデミー賞(1963年)

ノミネート

美術賞(白黒)  

第20回 ゴールデングローブ賞(1963年)

ノミネート

最優秀主演男優賞(コメディ/ミュージカル) チャールトン・ヘストン
最優秀助演男優賞 ハリー・ガーディノ
最優秀助演女優賞 ガブリエラ・パロッタ
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