ミス・キーラーの情事

劇場公開日:

解説

プロヒューモ事件をキーラー嬢自身の告白をもとにマット・ホワイト、ロナルド・マクスウェルの協力を得て、ロバート・スパフォードがシナリオを書き、演出したスキャンダルもの。撮影はミシェル・ロッカ、音楽はロジェ・ブールダンが担当した。出演者は「ハバナの男」のイヴォンヌ・バッキンガム、ジョン・ドリュー・バリモア、メル・ウェルズ、アリシア・ブランデット、ジミー・ムーア、ミミ・ハインリッヒ、ピーター・プラウズなど。

1963年製作/イギリス
原題:The Keeler Affair
配給:東和
劇場公開日:1964年2月15日

ストーリー

キーラー(イヴォンヌ・バッキンガム)はモデルを夢みてロンドンに行き、生活のためにクラブのホステスをはじめた。スティーヴン博士(ジョン・ドリュー・バリモア)ともそのクラブで知りあうが秘かに恋心を寄せるようになり、彼が自分の家に引越させた。だが、博士は彼女を抱こうとはしなかった。ある夜外交官のパーティに連れていかれた。そこでイワノフ大佐を知った。数日後、スティーヴンは金策のためと家をあけた。彼女は酒で淋しさをまぎらわせていたが、友達から電話があったのを幸い、家に誘って乱痴気騒ぎをやり、その勢いで見知らぬ男にすべてを与えた。だが、それはスティーヴンの演出だったのだ。以後幾度と刺激的なパーティーは催され、中にイワノフも混っていた。有名人とも多勢つきあった。陸軍大臣もいた。だがイワノフがスパイだなどとは考えもしなかった。その後も黒人のジョニーに媚薬を呑まされて関係されたりしたが、決して自分の意志で身を売ったのではない……。キーラーは主張する。精一杯生きて来たのだ、ただそれだけなのだ、と……。

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