青空浪人

劇場公開日:

解説

製作は「剣難女難 女心転心の巻」の高村將嗣と坂上静翁との共同で、「十六文からす堂 千人悲願」と同じく山手樹一郎の原作を木下藤吉が脚色し、萩原章が監督に当たっている。撮影は「右門捕物帖 緋鹿の子異変」の河崎喜久三が担当している。出演者の主なものは、「殴られた石松」の黒川弥太郎「西鶴一代女」の浜田百合子、「娘十八びっくり天国」の関千恵子に、西條茂代子、澤村國太郎など。

1952年製作/90分/日本
劇場公開日:1952年2月22日

ストーリー

建部源太郎は素性正しい家に生まれながらその虚飾をきらって浪人していた。この頃江戸は悪政のため、悪質の小判は氾濫し、米は何者かに買占められ、巷に餓死するものも多いという有様だった。これを憂えた筒井伊賀守は、腹心の堀田弥九郎に、勘定奉行の神尾能登守、金座役人の三浦半兵衛、彼等と結托している長崎屋東五郎の動静を監視させていた。源太郎も、叔父の弥九郎を助けてそれとなく様子を探っていたが、南蛮手品師の長崎あやめが能登守の生命をねらっていることを知った。あやめは、自分の父を毒殺して家を乗取った東五郎一味を憎んで仇を打つつもりが、いつも源太郎に邪魔をされるので、いっそ源太郎を殺してしまおうと計るが、いつか彼を恋している彼女は、どたん場になると彼を救わずにはおられないのだった。そのうちに、あやめが先代長崎屋の娘だと知った東五郎一味は、彼女と源太郎とをおびき出して能登守の屋敷へ監禁して亡きものにしようとするが、これが実は実証を握ろうとする源太郎の策で、あやめ一座の若者の急の知らせを受けた伊賀守からの捕手と協力、能登守一味は残らず捕えられた。東五郎の買占めていた米も倉から出され、悪政に苦しんでいた江戸はにわかに生気をとりもどしたのだった。

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