母なれば女なれば

劇場公開日:

解説

製作は寺田昌業と柏倉昌美の共同で、徳永直のオリジナル・ストーリーから「赤道祭」の棚田吾郎が脚色し、「女の一生(1949)」の亀井文夫が監督、「殺人者の顔」の瀬川順一が撮影に当っている。主演は「薩摩飛脚(1951)」の山田五十鈴に、「わが一高時代の犯罪」の岸旗江に、神田隆、三島雅夫、加藤嘉、沼崎勳などである。

1952年製作/100分/日本
配給:東映
劇場公開日:1952年1月17日

ストーリー

空襲で当時十歳の長男新吉を見失った戦災未亡人安川春枝は、二人の幼児をかかえて必死に働いた。母子の住むアパートの隣室には中学教師高瀬健次が妹幸子と住んでいたが、春枝たちの面倒をよく見てくれた。健次は八年間の出征中、妻が外に愛人を作って去ったという身の上。春枝に好意を持って求婚するが、子供たちの事を考えると春枝は軽々しく返事は出来ないのだった。母と生き別れた新吉は収容されていた少年院を脱走して、盗みをしてつかまり、このことから春枝と再会することが出来た。しかし母の許へ帰っても新吉の心は仲々に解けず、母と親しい健次へねたみの眼を向けるのであった。健次と春枝の仲はついに健次の学校へまでひろがり、そこに学んでいた新吉はそれをきいて再び家を出て行った。翌朝ぼんやり帰って来た新吉を見て春枝は新吉のため健次の求婚をことわろうと決意するが、学校の校長やPTA委員が訪ねて来て健次に就職を強要するのをきいた春枝はたまりかねてとび出して行き、子を持つ未亡人が恋愛をしては何故いけないのかといいきる。そして、強く生きることを決意して再び家をとび出した新吉のあとを健次と二人で追って行くのだった。

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