ブルージャスミン

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劇場公開日:

ブルージャスミン

解説

ウッディ・アレン監督が初タッグとなるケイト・ブランシェットを主演に、上流階級から転落したヒロインが再起をかけて奮闘し、苦悩する姿を描いたドラマ。ニューヨークの資産家ハルと結婚し、セレブリティとして裕福な生活を送っていたジャスミンは、ハルとの結婚生活が破綻したことで地位も資産も全て失ってしまう。サンフランシスコで庶民的な生活を送る妹ジンジャーのもとに身を寄せたものの、不慣れな仕事や生活に神経を擦り減らせ、次第に精神が不安定になっていく。それでも再び華やかな世界へと返り咲こうと躍起になるジャスミンだったが……。第86回アカデミー賞でブランシェットが主演女優賞を受賞。共演にアレック・ボールドウィン、サリー・ホーキンス、ピーター・サースガードら。

2013年製作/98分/G/アメリカ
原題:Blue Jasmine
配給:ロングライド
劇場公開日:2014年5月10日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第71回 ゴールデングローブ賞(2014年)

受賞

最優秀主演女優賞(ドラマ) ケイト・ブランシェット

ノミネート

最優秀助演女優賞 サリー・ホーキンス
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Photograph by Jessica Miglio (C)2013 Gravier Productions, Inc.

映画レビュー

4.0初めて悲しくなった

2024年5月19日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

ウディ・アレンの映画を観て初めて悲しくなった。
彼お決まりのいつもと同じ構図だったと思うのだけど。
何でだろう。
主人公のプライドの高さからくる虚言も、なんかもう心の病気にしか見えなかった。
もちろんクスッと笑える所も沢山あったのだけど。
いつも彼の映画は同じ終わり方で、あーあ今回もダメだったか笑、また次回も頑張れ!と思って終わるのだけど、ラストシーンがなんかものすごく悲しかったのはなんでだろう。

がしかし、さすがのケイト様。
ハイブランドが馴染みすぎて、彼女自身の内側からの輝きもあってとんでもないゴージャスさ。何着ても負けないのすごいね。
妹の庶民のアパートメントに明らかに異質で一点だけ豪華すぎる美しさが、姉とは対照的に親しみやすい可愛さでモテモテな妹との対比で面白かった。
そしていつもながら背景が眼福だったわ。

おさらいをしよう。
ジャズ、美女、美しい街並みと豪邸、セレブのパーティ、シニカルな会話、うんうん、ウディ・アレンだぞ。
セラピストもいつものことだよな。
何でだろう。
美女が病んでたからか??
いや、いつも病んでる美女ばっか出てくるやん。
。。
もう一回観るか。笑

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icco

4.0全面的にウディアレンらしさ

2024年5月18日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

笑える

怖い

主人公ジャスミンが富豪の夫に裏切られ、仕返しで夫をFBIに売って生活が破綻したため、文無しで妹の元に身を寄せ、わらにもすがる思いで自分の生き延びる道を探そうとするお話…富豪に限る()
しかしジャスミンは精神が不安定…

相変わらずウディアレンはハチャメチャです…

ケイト様はこれでアカデミーはじめとした主演女優賞多数受賞なんですね
ケイト様、コワイ…

それはそうとウディアレン作品は雰囲気と音楽が好きで、この映画でも曲が心地良く差し込まれていて良かったです
レイニーデイインニューヨーク、ミッドナイトインパリなども同じく
個人的にウディアレン作はお酒を飲みながらぼんやり見るのがいいかなと思いました

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映画鑑賞初級

4.0ケイト・ブランシェットの演技に圧倒!

2024年5月5日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

ウディ・アレン監督×ケイト・ブランシェット主演の
痛々しくも滑稽でもあるジャスミンの生き様を描いた作品です。

ケイト・ブランシェット演じるジャスミンの生き様には戦慄を覚えました。
虚栄心とか自己顕示欲の溢れ方がハンパじゃないんですよね。
冒頭の飛行機から降り立つシーンからもはやその示唆には富んでおり、
一貫してジャスミンの生き方は変わらないんです。

そのジャスミンを演じているケイト・ブランシェットの
場面場面での表情(特に目👀)やセリフまわしの変幻自在な感じには
圧倒されましたし、アカデミー賞主演女優賞も納得です。
特にサリー・ホーキンス演じるジンジャー(ジャスミンの妹)の子ども二人👬との
レストランでの夕食シーンは圧巻です。ジャスミンが怖すぎて子どもたちが固まっている
シュールさというか、ここまでくると滑稽にも映るんですよね。
痛々しいを通して滑稽さも滲み出ているんです。

後半になるほどジャスミンの暴走は静止がきかなく怒涛の転がり方をするのですが、
セレブ時代と現在との対比の落差を演じるケイト・ブランシェットがすごすぎて
ますますファンになりました。

私の映画鑑賞史上No.1は今なお『TAR / ター』ですが、
本作を観ずに『TAR / ター』を観てケイト・ブランシェットに圧倒されたので
もしこの作品を先に観ていたなら『TAR / ター』での演技は実に納得感のあるものだと感じていたであろうし
さすがケイト・ブランシェットだなという感想に変化していたものと思います。
ただ、ジャスミンとターのキャラクターには共通項もあるなぁと思いましたね。

本作のジャスミンには共感はできないものの、こういう人はきっといると思いますし、
そのリアリティを感じる作品でした。

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ひでちゃぴん

4.0虚飾 〜 BGMは “ ブルージャスミン ”

2024年3月18日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

知的

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