アゲイン 28年目の甲子園のレビュー・感想・評価
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地雷映画 一球入魂って野球って何球投げるの?疲れるよ。
娘のゆきちゃんが言う。
「野球なんて、人にどう思われたいだけの人がやるものよ」
さぁ。人にどう思われたいのか?
言うまでもなく、それは野球以外でもそう言う人はいるよね。
さて、
高校野球は小学校6年以来見たことが無い。そもそも、野球に興味がないのだが、
僕が高校二年位の時に、野球の県大会の上位に行く他の高校の学生に、500円を路上で寄付させられた。彼らは野球部ではないのだろうが、その出来事が僕のトラウマになった。
そう言った出来事の偏見から、高校に入ってからはサッカー好きに輪がかかった。まぁ、僕の高校も野球は「出ると負け」だったようだが、サッカーはベスト16まで行った。しかし、サッカーもある理由(喫煙事件で廃部)があって興味が失せた。
鑑みれば、集団スポーツって、自分の努力が実らない非民主的運動と思っている。だから、駅伝とかも歯がゆくなる。そもそも、スポーツは自分でするもの。見て応援するものじゃない。
まぁ、人それぞれだが。
「一球入魂」って「気」を大事にする観念論って原作自体がライトノベル。
また「負ける時はちゃんと負ける」ってきちんと概念規定されていない。何にどう負けて、どうしたら再生するかが人生じゃないだろうか。
野球が日本では国技見たくなっているが、英国連邦下のほぼすべての国が「クリケット」である。つまり、世界一人口の多い「インド」にはクリケットの偉大な選手が沢山いるようだ。また、米国の事情もだいぶ変化しているのも周知の事実だ。そもそも、スポーツを見て一喜一憂してどうするのだと感じる。
まぁ、日本映画も「soul into one cut」
「一カット入魂」してもらいたいものだ。
青春・・・うるうる来るねえ
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30年前、地方大会決勝まで進んだ野球部。
しかし直前に部員が暴力事件を起こし、辞退して甲子園を逃した。
女子マネージャーを押し倒して妊娠させたという噂だった。
しかしその部員もマネージャーもすぐ退学し、真相は不明確なまま。
30年が経ち、その野球部員は死んだ。そしてその娘の大学生が動き出す。
野球をしたかった父に代わり、OBらをマスターズ甲子園に誘う。
娘は最初、父の退部の話も知らなかったが、徐々に知ることとなる。
集まったOB達にも、その娘ということがバレ、一部から反発を食らう。
ところがそこへ当時の女子マネージャーが登場、真相を明かす。
他校の生徒にレイプされたのを、その部員がかぶってくれたとのこと。
そうしなければ、仲間の部員らが他校の生徒を襲撃してただろうから。
こうして誤解が解け、このOBチームは地方大会で優勝、甲子園へ。
甲子園では負けるが、試合後恒例の家族キャッチボールを楽しむ。
OBで例の部員と同級生でキャプテンだった中井も娘とキャッチボール。
離婚で娘とも疎遠になってたが、そこに家族の絆を取り戻せた。
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何か甲子園の夢って段階で、序盤からうるうる来てたわ。
忘れた思いを蘇らせ、おっさんが童心に戻って野球。とてもいい。
今年は明日開催されるらしい、大阪はPLが出る。見に行ってみる予定。
おっさんらの青春、いいねえ。
人生、勝負にしっかり決着をつけて次に打ち込め
高校野球ファンなので、28年目の甲子園というサブタイトルに惹かれて鑑賞した。本作は、夏の全国高校野球選手権・地方大会で、部員の不祥事で決勝戦を辞退した高校球児たちが、28年の歳月を経て、元球児たちの祭典であるマスターズ甲子園に再挑戦する物語である。
主人公の元キャプテンと親友が、親子、友情、仕事などの問題に悪戦苦闘しながら、マスターズ甲子園での戦いを通して、其々の答えに辿り着く過程を熱く描いているが、単なる甲子園出場の夢実現物語ではない。
甲子園に出場できるのは地方大会優勝校のみである。殆どの出場校は地方大会で負けて甲子園出場への夢を断たれる。そういう背景から、高校野球で負けることの意味を強調した作品は多いが、本作はいささか異なる。
本作の良さは設定である。マスコミ報道で、不祥事で甲子園出場を辞退する高校が取り上げられることは少なくない。本作はそういう球児達を主人公にした今日的でリアルな設定であり、負ける以前の勝負することの大切さを浮き彫りにしている。さらに、甲子園に再挑戦する面々が様々な問題を抱えているという設定も良い。甲子園出場という勝負に決着を付けられなかったことが、その後の彼らの人生での勝負に悪影響を与えたことが推察できるからである。
本作の山場はマスターズ甲子園であるが、そこに辿り着くまでの主人公達の心理が丁寧に描写されている。勝負することさえ許されず封印した夢の扉を開けて再挑戦するのは容易ではないことが実感できるストーリ展開になっている。
全体的に見ればベタな作品かもしれない。しかし、設定とストーリ展開が良く、“人生の其々の勝負にしっかり決着を付けないと、次の勝負に打ち込めない”というメッセージがストレートに心に響いてくる。題材になっている高校野球のように、荒削りでも、キラリと輝くところがあれば面白い作品はできるという好例だと思う。
原作は未読。重松清の小説は好きなので、重松清っぽいなぁと思った。 ...
原作は未読。重松清の小説は好きなので、重松清っぽいなぁと思った。
ちゃんと負ける、ちゃんと悔しいって思う、そしてやることに意味がある。
そんなことが大事だなって思う。
中井貴一とぎばちゃんの2人の感じもよかったし、おじさんたちの青春が心温まる感じでよかった。
負けて前に進む
特に中井貴一と柳葉敏郎の演技が良かった。
あの好演技がより感動を大きくした。
何か困難にぶつかった時に、必死に食らいついて諦めまいと踏ん張ることも大切だけれども、時には諦めることも大切なのかもしれません。そうすれば前に進めると思います。
波瑠と中井貴一が!
2020年8月22日
映画 #アゲイン28年目の甲子園
#重松清 原作の映画化
お話はとても良かったけど、暴力事件のことをマネージャーが誰にも言わない部分とか、#門脇麦 がキャッチボールに突然現れる部分とか、冒頭の #安田顕 とか、少し展開に無理がある映画でした。
編集に問題があるのかな?
親子の愛情に涙した。
波瑠と波瑠のお父さん。
中井貴一と中井貴一の娘さん。
二組の親子の心のつながりを
一番に感じる名作です。
親子の思いに心打たれて涙しました。
波瑠のお父さんがグローブに書いて
いた言葉に涙。
上映も限られていたのか、あまりメジャーにならなかった映画だったので残念に思いました。また野球好きにもたまらない映画だと思います。高橋慶彦がチョ役で出てました。
私は波瑠さんのファンで試写会で波瑠さんの舞台挨拶から見ました。波瑠さんはやはりショートカットがボーイッシュで可愛い。最近長くしてるのが残念。
原作重松清か、こりゃ泣けるに違いない。 マスターズ甲子園なんてある...
原作重松清か、こりゃ泣けるに違いない。
マスターズ甲子園なんてあるんですね、素晴らしいですね。
主演中井貴一、味あります。なんと野球経験ゼロとか。柳葉敏郎より上手く見えます(笑)
波瑠の役どころがあまりにウザい。演技であの微妙なウザさを出してたとしたら名優だが、たぶん違うだろう(笑)門脇麦もこれまたウザい役だがこちらはぴったりだ(笑)
そこまで隠し通さなあかんことか?とかやや微妙なお話なのだが、最後はやっぱりちょっと涙ぐんでしまう。すっかり涙腺が緩くなってる、歳とるとダメですね。
様々な許しで氷が解けていく!!
丁寧な作りで面白かったです。日本人の感性に合った映画で、たくさん泣けました。色々書くと野暮になる気がします。中井貴一、波瑠を初めキャストの皆さんが素晴らしかったですが、門脇麦は「闇金ウシジマくん Part2」「太陽」「二重生活」など色々な映画で汚れ役のイメージが強すぎるので、娘役は違う方で観たかったです。公開当時は違うとはいえ、過去の名作も汚してしまうという事です。2回観ましたが、娘の心境の変化はわかりませんでした。
君は、お父さんとキャッチボールしたことない?
映画「アゲイン 28年目の甲子園」(大森寿美男監督)から。
ストーリーは、だいたい想像がついてしまったけれど、
やっぱり、私は「野球」が題材の映画が好きだと、再認識した。
特に、基本中の基本と言われる「キャッチボール」は、
相手の胸をめがけて、取りやすいように投げるだけ。
これは「おもいやり」にも繋がる動作として、私は好きだ。
だから、元高校球児役の中井貴一さんが、主人公の女性に訊く、
「君は、お父さんとキャッチボールしたことない?」という台詞を
今回の「気になる一言」に選んでみた。
物語のラストで、元高校球児たちが、憧れの「甲子園」で、
「自分の大切な人とキャッチボールをする」シーンがある。
それは親であったり、妻であったり、子供でもよい。
この人とキャッチボールをしたいな、と思う人を選んで、
恥ずかしくて、なかなか言葉にできない「いつもありがとう」や
「あの時はごめんな」という気持ちを込めながら、
ただただ「キャッチボール」を何回もするのであるが、
それが、なぜか私の胸を打った。
経験のない人たちとのキャッチボールは危ない、と感じていたし、
どこへ投げてしまうか、それを私が捕れるか心配だったのだが、
そんなことは小さなことで、普段、会話の少ない大切な人と、
キャッチボールを通じて、気持ちを重ねることが大事だと知った。
どんなボールでも、心を広げて受け止め、相手には優しく投げ返す。
ただそれだけの行為が、相手との心のキャッチボールに繋がり、
次第に、お互いのわだかまりが解けていく、
私の涙が溢れた原因がここにあった気がする。
私は「キャッチボールするシーン」に弱いなと言うべきだろうか。
仲間と家族
この映画には、高校時代の野球仲間たちと、その家族が描かれているが、仲が悪かったり、心の傷になっていたりと、複雑だ。また、高校の時の出来事で、仲間はばらばらになっていた。
死後のハガキは、生前のやるせない気持ちを強く感じさせるけれど、その思いが、仲間をもう一度集めて、前に向かう原動力になった。
生前も野球とともにあり、不幸ではなかったことに安堵した。
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