劇場公開日 2019年1月18日

バジュランギおじさんと、小さな迷子のレビュー・感想・評価

全161件中、1~20件目を表示

4.0複雑な背景にシンプルな物語

2019年4月27日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

インドとパキスタン国境のあるカシミール地方では、最近も大きな攻撃があった。ここは国際社会の中でも極めて緊張感の高い紛争地域の一つで、両国の溝は我々が思うよりもずっと深いのだろう。
この映画は、難しいことは少しも描かない。バジュランギおじさんはひたすらに純粋で、少女を家に送り届けることだけを目的にする。出てくる登場人物もいい人が多い。ラストは現実社会に対して楽観的すぎるという意見だってあるだろう。けれども、この両国の融和を信じる気持ちがあるのだということもまたきっと事実なのだと思う。これがフィクションに過ぎないとしても、そのフィクションを信じる気持ちが世の中を本当に変えるかもしれない。
少なくともこの映画がインドで大ヒットしたという事実はある。本当はみんな争いたくないと思っているということじゃないだろうか。
両国の複雑な事情が背景にあるからこそ、このシンプルな物語が響く。とても力強い映画だった。

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杉本穂高

4.5二人の関係性と二国間の政治性

2024年5月31日
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鑑賞方法:試写会

楽しい

難しい

幸せ

 序盤では、「バジュランギおじさん」がなかなか出てこず、回想場面に移るとシャヒーダーが出てこなくなって、しばらく様子がわからなくなっていた。シャヒーダーが鉄道で迷子になってしまい、戻っていくという展開は、"LION"にも似ている。山への経路は、『ブータン 山の教室』にも似ている。
 シャヒーダーの正体が少しずつわかっていく過程で、インド人のパキスタンに対する感情がわかる一方で、"VIVANT"のように砂漠を放浪して抜け穴を通って国境を越え、パワンがパキスタン人たちからスパイ扱いされるのがなかなか抜けきれないところに、互いの国の対立の根深さが窺える。『ガンジー』や『英国総督最後の家』にも通じることであろう。誤解が解けていって良かった。
 パワンとシャヒダーとは、宗教だけでなく、行動選択の方向がしばしば反対向きになっていて、それがまた物語の展開に面白さを混ぜ込むようだ。
 踊りの場面もあり、ラスィカー役のカリーナ・カプール氏は、『きっと、うまくいく』でみおぼえがあった。

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てつ

5.0泣いてしまった

Kさん
2024年5月30日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

幸せ

愛こそか世界を変える

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K

4.5良い《優しい笑顔になれるザ•映画!映像もサントラも素敵!》

2024年5月21日
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鑑賞方法:映画館

観て良かった→4
映像・音楽 →5
テンポ →4
ストーリー →5
心に残る →4

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茶々の葉

4.5お隣事情

2024年5月16日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

幸せ

先日の「タイガー」の流れで。また、印パかよ。ちょっとウィキってみた。イギリスの植民地解放からみたい。インドはヒンズー、パキスタンはイスラム。これはこれは…お隣同士こじれてしまうのはどこにでもあること。共通意識や目的や目標があれば、手に手を取って力を合わせられそうなのだが、現実は難しそうねぇ…

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印刷局員

4.5親切なおじさんと迷子の女の子のハートフルストーリー…だけではない。

2024年5月8日
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鑑賞方法:映画館
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Jax

4.5素敵なお話でした

2024年5月8日
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Keita

3.5宗教の違い、憎しみを超えて善意の輪が広がる

2024年5月7日
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鑑賞方法:映画館

■結論

話しがシンプルで分かりやすい。
それが良くもあり、安心感であり
先が読めてしまう。

■圧巻のダンス

ミュージカル映画ではないがインド映画ならではの
圧巻のダンスシーンがちゃんとあって良かった。

■コメディタッチなのに暴力的

明るいコメディタッチでありながら
尋問、拷問の暴力シーンがあった。
日本は平和だと思った。

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チャーリー

4.0泣ける

2024年5月7日
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鑑賞方法:映画館

インド映画らしくストレートに泣かせに来ます。
子役の娘が可愛い!
宗教観や印パの歴史を理解しているとより楽しめるかと。

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やまぼうし

5.0エンターテイメント王道とはコレのこと。

2024年5月6日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

萌える

初のインド映画でした。

途中何度も 何で踊る??? って思いましたが、
楽しいからどうでも良くなってました。

展開は王道。
伏線回収とかぬ小難しいこと一切なし!!!!!
目の前の出来事と言葉と涙に全力で楽しめました。
エンターテイメントってこうでなきゃな。

心から笑って大泣きしてスッキリしました。

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chihae

4.5泣いた

2024年5月5日
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泣ける

楽しい

幸せ

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aooni

4.5ハヌマーン様のおかげ

2024年5月5日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

単純

幸せ

バジュランギおじさんが迷子のシャヒーダーを
家に送り届けようとするロードムービー
バカ正直で信心深いバジュランギおじさんが
パキスタンとインドの関係や宗教の違いを乗り越え・・・
途中で出会う取材記者が助けになり、
誰もが想像できる形で進んでいくが・・・そこはインド映画
歌と踊りもありつつ
わかっちゃいるけど、良い映画でした
特にシャヒーダーちゃんの笑顔が最高でしたね
再上映ということでいつまでやるのかわかりませんが、
是非観に行ってください

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かちかち

4.5泣いた。

2024年5月5日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

幸せ

全てはラストのために。。。
長いし、せっかちで器の小さい私は少女の行動や男性の馬鹿さ加減に終始イライラ(笑)
でも、全ては最後で揉み消されました。
その位の価値ある感度と涙を流しました。
有難う。

余談、インド音楽はノリやハッピーさは好きだけど決してマイミュージックとしてはなしでしたが、今作のラスト近くの音楽、ラスト流れる主題歌は最高に良かった‼️主題歌は早速いまSpotifyでヘビロテしながら帰宅の途へ(笑)

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ノブ様

4.024-046

2024年5月1日
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鑑賞方法:映画館

正直なおじさんが迷子を親元に送る話。
たそれだけなのに、
おじさん正直過ぎる。
正直過ぎて周りからイカれてると疑われ、
苦難、困難、大迷走。

でも正直過ぎる故に、
助けたくなるのが人の道理。

ラストはわかってだけど、
号泣😭しました。

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佐阪航

5.0インド人青年と、声を出せないパキスタンから来た少女が、国や宗教を超...

2024年5月1日
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鑑賞方法:映画館

インド人青年と、声を出せないパキスタンから来た少女が、国や宗教を超えて織り成す2人旅をあたたかく描き、世界各国でヒットを記録したインド映画。幼い頃から声が出せない障がいを持つシャヒーダーは、パキスタンの小さな村からインドのイスラム寺院に願掛けにやってきた。しかし、その帰り道で母親とはぐれてしまい、1人インドに取り残されてしまう。そんなシャヒーダーが出会ったのは、正直者でお人好しなパワンだった。ヒンドゥー教のハヌマーン神の熱烈な信者であるパワンは、ハヌマーンの思し召しと、シャヒーダーを預かることにするが、彼女がパキスタンのイスラム教徒だと分かり驚がくする。長い年月、さまざまな部分で激しく対立するインドとパキスタン。しかし、パワンはシャヒーダーを家に送り届けることを決意し、パスポートもビザもない、国境越えの2人旅がスタートする。主人公パワンをインド映画界の人気スター、サルマーン・カーンが演じる。

2 F-8

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紫苑

5.0パキスタンからインドに、母と二人で旅行した女子。不注意で列車に乗り...

2024年4月30日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

単純

幸せ

パキスタンからインドに、母と二人で旅行した女子。不注意で列車に乗り損ね、インドに置き去りに。
声が出せない女子、インド人に名前も出身も説明できないながらも、ある青年に懐いて。
生真面目な青年、じゃあこの子の郷里がどこだか探って、連れて帰ろう…というお話。

食事も信仰も別だと、徐々に判明したり。
迷子の最中でありながら、女子は周囲に好奇心旺盛だったり、笑顔は屈託なかったり。

しまいには、パスポートもビザも無く、こっそり二人で国境を越えて。
それが原因で、騒動が起きたり、味方をする人もいたり。
お役人は、彼らを捕まえようとするものの、
通りがかりの記者が、事情に気が付いて、全力で応援してくれたり。

険悪な隣国間ですが、登場人物たちが純朴でまっすぐで、とても可愛らしいお話でした。

公僕に賄賂を要求されることは、私的にもかつてインド渡航中に経験ありましたが、まだそうなんですね。

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woodstock

5.0タイガー3見る前に、サルマン・カーンの心温まる話を見ようと思ったら、スパイものだった……

2024年4月30日
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鑑賞方法:映画館

最高の映画でした。
スケールの大きさと強引なストーリー、心温まるエピソード、そして何よりも展開がわかっているのに号泣してしまうラスト。
映画館で見れてよかったです!!

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よして

4.0「悪人」のいない作品。デトックス効果は大。

2024年4月28日
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泣ける

笑える

幸せ

公開された時には鑑賞しておらず、再上映で観た。
インド映画のお決まりの「踊り」はあったけど、想像していたよりも少なめだった。
結末は思っていた通りだったけど、殺伐としたシーンはなく、ほんわかな気分。
いい映画だったな。

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ちゃ坊主

5.0神様はきっといる!国も宗教も越えた人間愛の物語

2024年4月28日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

ストーリーに惹かれて映画館に行って来ました。
止まっていた列車が急に動き出し、一人インドに取り残された声が出せない幼い少女シャヒーダーと、ヒンドゥー教を深く信仰する正直者のパワンの偶然の出会いから始まる大きな大きな愛情物語でした。
お恥ずかしい話ですが、インドとパキスタンの事など余り良く知らなかったのですが、両国間の対立ってこんなにも大変だったのですね
そんな中をシャヒーダーをパキスタンの家族の元に連れて帰ろうと決意するパワン。これはパワンにとっては命がけです
でもパワンの幼い少女を家族の元にと願う一途な思いと、バカが付くような正直な心がみんなを変えて行きます。スパイだと疑っていた記者さん、国境警備隊の隊長さん、取り調べの警察の担当者さん、そして二人の事を知った多くの多くの人たち、みんな二人の味方です
国や信仰する宗教が違っても最後はやっばり人と人の愛ですよね
ミュージカルのように歌って踊って、笑って泣いて、インド映画大好きです
ムンニー可愛らしかったです。
頑固な親方もラスィカーとパワンの事をきっと認めてくれるでしょう
国境を越えた本当に素敵な物語。
いい映画を見ました。

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たつのこ

4.5加山雄三と小林幸子

2024年4月28日
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鑑賞方法:映画館

笑える

興奮

幸せ

耳は聴こえるが声が出せない6歳の少女シャーヒダーは、パキスタン山間部の小さな村からインドのデリーにあるイスラム寺院に声が出るように願掛けのため母と訪れた。そして、その帰り道のインド領内で列車が停まってた時、外の動物が気になり列車の外に出て、その間に列車が発車してしまい、母とはぐれ1人インドに残されてしまった。そんなシャーヒダーは、ひょんなきっかけで、お人好しで正直者の青年パワンと出会った。ヒンドゥー教のハヌマーン神の熱烈な信者のパワンは、ハヌマーンのご指示と信じ、シャーヒダーの親探しをすることになったが、インドの地名を言っても首を横に振り途方に暮れていた。そんな時、シャーヒダーがテレビでクリケットの試合を観てパキスタンを応援した事と、以前、鶏肉を食べていた事から、パキスタン人のイスラム教徒だと分かり、パワンたちは驚愕してしまった。宗教が違うことにより分離したインドとパキスタンは、長い年月、カシミールの国境紛争を始め、核開発など、さまざまな部分で激しく対立してきた。しかし、パワンはシャーヒダーを家に送り届けようと、家を建てるために貯金していたお金を取り崩し、様々な手を尽くしたが、パスポートを取得する時間もなく、ビザも取得できず、柵の下のトンネルで国境を越え2人の旅がスタートした。しかし、バカ正直で融通のきかないパワンはさまざまなトラブルを引き起こした。彼は無事シャーヒダーを家に送り届ける事が出来るのか、という話。

なかなかパキスタンに向けての旅が始まらず、言わなくても良いことを言って足止めをくらいの、見ててイライラしっぱなし。ま、そこが見所なんだろうけど。
パワン役のサルマーン・カーンは面白かったし、若い時の加山雄三にそっくり。そして彼女ラスィカ役のカリーナ・カプールは小林幸子そっくり。1人で笑って観てた。
結末は想像つく展開なんだけど、シャービダー役のハルシャーリー・マルホートラがとても可愛かったし、歌とダンスもあり、とても面白った。
それと、カシミール地方の山の風景は抜群に美しかった。

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りあの