劇場公開日 2024年5月17日

「【1970年代後半、2大政党の対立で国が分断されていたジャマイカを変えようとしたボブ・マーリーの半生を描いた作品。”ラスタファリ”の知識が多少あった方が、依り見易いかなと思った作品でもある。】」ボブ・マーリー ONE LOVE NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0【1970年代後半、2大政党の対立で国が分断されていたジャマイカを変えようとしたボブ・マーリーの半生を描いた作品。”ラスタファリ”の知識が多少あった方が、依り見易いかなと思った作品でもある。】

2024年5月18日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

幸せ

ー ボブ・マーリーは名前のみ知っていた。
  曲で言えば今作の前半で演奏シーンが流れた”I Shot The Sheriff”と”One Love"位しか知らなかった。
  しかも、”I Shot The Sheriff”は、エリック・クラプトンがカヴァーし、大ヒットしたために耳にしていただけである。
  大丈夫かなあ、と思いつつ鑑賞したが、興味深く鑑賞できた。
  そして、”ラスタファリ”について、少し触れる事が出来たのは良かったなとも思った。
  何故なら、ドレッド・ヘアを始めとした”ラスタファリ運動もしくは思想”が、ボブ・マーリーにより、世界に広まったという事が何となくではあるが、今作を見て分かったからであり、レゲエの大家である彼が何故、”愛は一つ””と歌う”One Love"を生み出したのかが良く分かったからである。-

◆感想

・今作は、ボブ(キングズリー・ベンアディル)が政治闘争に巻き込まれ、銃撃されイギリスをはじめとしたヨーロッパ諸国で、コンサートを重ねワールドワイドになって行く様と、彼の妻リタ(ラシャーナ・リンチ)との関係性を軸に描いている。

・物語は、ボブが幼い頃と現在を行き来しつつ展開されるが、そんなに混乱はせずに見れる。但し、”ラスタファリ”についての知識が多少はあった方が、より見易いかなとは思った。
 何故ならば、劇中で”ラスタ””ジャー”と言った単語が頻繁に出るからである。

<エンディング・ロールで実際にボブ・マーリーがコンサートで、2大政党PNPとJLPの党首を握手させているシーンが流れるが、貴重なシーンが観れて僥倖であった。
 それにしても、僅か36歳で病魔に倒れて夭逝されていた事は知らなかった。
 太く短く人生を生き切った人だったんだなあ、とも思ったけれども、もっと長生きしてくれていれば、名曲を更に多く世に送り出していたのかなあ、とも思ったな。>

NOBU
マサシさんのコメント
2024年5月18日

いつもありがとうございます。
どストライクな世代でして、若き青春の一期一会って感じです。
映画鑑賞後
思わず、Tシャツ買ってしまいました。なんとなんと、4,500円もしました。

今日は我が近親者が見に行ってます。

マサシ
トミーさんのコメント
2024年5月18日

共感ありがとうございます。
最初仲間内で話してる内容が、まるで解りませんでした。
最初ジャマイカで撃たれる瞬間の、がっかりしたような表情が印象的でした。

トミー