蒲団

劇場公開日:

蒲団

解説

文豪・田山花袋が明治40年に発表した代表作で、日本の私小説の出発点とも言われる「蒲団」を原案に描いた人間ドラマ。物語の舞台を明治から現代の令和に、主人公を小説家から脚本家に置き換えて映画化した。

仕事への情熱を失い、妻のまどかとの関係も冷え切っていた脚本家の竹中時雄は、彼の作品のファンで脚本家を目指しているという若い女性・横山芳美に弟子入りを懇願され、彼女と師弟関係を結ぶ。一緒に仕事をするうちに芳美に物書きとしてのセンスを認め、同時に彼女に対して恋愛感情を抱くようになる時雄。芳美とともにいることで自身も納得する文章が書けるようになり、公私ともに充実していくが、芳美の恋人が上京してくるという話を聞き、嫉妬心と焦燥感に駆られる。

監督は「テイクオーバーゾーン」の山嵜晋平、脚本は「戦争と一人の女」「花腐し」などで共同脚本を手がけた中野太。主人公の時雄役を斉藤陽一郎が務め、芳子役は「ベイビーわるきゅーれ」の秋谷百音、まどか役は片岡礼子がそれぞれ演じた。

2024年製作/95分/R15+/日本
配給:BBB
劇場公開日:2024年5月11日

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映画レビュー

2.5書きたいもの

2024年5月11日
Androidアプリから投稿

笑える

悲しい

単純

落ち目の40代脚本家が自分のファンだと言う脚本家志望の女性をアシスタントに迎えたことで変化する話。

猛烈なファンからアシスタントにして欲しいという手紙を貰うこと4回目、断ったのに仕事場に押しかけられて弟子にして…。

センスを光らせる弟子と、仕事としても男女としても拗らせていく主人公と、とありがちながら面白くはあったけれど、秀夫とのやり取りを見ると脚本家にしなくても良かった様な気も。

そして最後、沈んでいる理由はやっぱりそっちだけれど…一応立ち直れたの…か?
個人的にはもうちょいキャッチーな空気感の方が好みだけど、なかなか面白かった。

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Bacchus

4.5かまだんじゃなくてふとんだよ

2024年5月11日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

単純

それぞれの役者さんの演技が素晴らしく
スクリーンに吸い込まれて時間が経つのを忘れる
くらい見入った

男はいつも若い女の子が好きで
若い女の子はやはり心のどこかで
そんなおっさんを下に見ている

女の方が年齢はどうあれ
いつも一枚上手なのだ
男はいつも女の掌の上で
転がされているだけに過ぎない

中年のおっさんの儚さと悲しさとみじめさに
同じおっさんとして思わず目を覆いたくなるが
多分これが現実だろう

まず走っても足が上がらなくなっているのだ
こうであろうという固定概念が染み付いているのだ
願わくば若い女の子とワンチャンあるんじゃないかと信じているのだ

でもどんなに傷付いてもこのおっさんは
また大作を書く気がする

おっさんの執念は意外と恐ろしいのだ

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