僕を育ててくれたテンダー・バーのレビュー・感想・評価
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環境が人を作る。
エンドロールのおじさんたちプラス子どもの構図が
カッコ良い。
もっとバーの人達の交流も観たかった。
親ガチャと言う言葉が少し前話題になっていたけど、
なんて事ない人を作るのは環境。
そして、今自分の持ってる手札でなんとかしようと
やってみる行動力が人を成長させるのだと思う。
ベンアフレックのおじさんが渋くて少し悪くてとても
良いキャラだった。
本当に頭の良い人ってのは、言葉に説得力があって
端的で分かりやすく心に残る。
アルマゲドンの頃はあまり好きではないと言うか、
好んで出演作を観る俳優ではなかったけど、
ここ最近は渋みとやさぐれ感が増してとても良い俳優
に思える。
ベンアフレックと反対に父親がとてもダメな奴で、
こうなるなよと言われたことをやる姿は
映画上では気持ち良いくらいに悪い奴だった。
主人公にバーがあり、そこにいるお客さんやおじさんに
父親の姿を求めたみたいに、
親ガチャと嘆く人たちにも、先生や周りの大人たちに
この人みたいになりたいと思える人がいれば良いなと
思いました。
ヨイトマケの唄
ピューリッツァー賞をとったジャーナリスト兼小説家のJRモーリンガーの回想録を基にした青春映画。
下層階級のシングルマザーの子が勉学に励み母の念願だった名門大学を卒業、立派な社会人になりました・・・、まるで「ヨイトマケの唄」のようですね。
母親も頑張ったのですが人生の指針を与え励まし続けてくれた最大の師は地元で小さなバーを営むチャーリー伯父さん(ベン・アフレック)。
なんと子供の環境としては最悪なのですが、幼いころから伯父さんのバーに入りびたり、酔客たちからも可愛がられ生きた社会勉強を積んできたことが文筆業の素地を育てたとも言えますね。
父親が残念なのは論外として接する大人たちは気の善い人ばかり、おじさんは大学は出ていないけれど無類の読書家で教養深いし男気に溢れている。
反面、JRを振り回すシドニーは男顔負けのしたたかさ、身勝手な男の犠牲になった母親やDVを受ける父の再婚相手とは対極的。人はそれぞれ、身分や固定概念でレッテルを貼ってはいけないというのが映画の裏テーマなのでしょう。
個人的には大学の寮で同部屋の学友たちの人生談義が印象的、大学に入れたのはまぐれ、自分には才能が無いと落ち込むJRに「俺たちは皆まぐれでここにいる、生きてるやつは皆ラッキーな者の子孫、たまたま足が速かったか賢かったか凄い免疫を持っていたからだろう、まぐれのおかげさ・・」と言う、JRも呆気にとられながらも吹っ切れた様子、良い友人にも恵まれていましたね。
古い記憶を辿っていくような
自叙伝だからか、子供の頃から、成長して自立する迄の成長記録みたいな話。
母親の実家に暮らす少年と、バーテンダーの叔父との交流が主。父親には恵まれなかったが、面倒見のよい叔父に男の善し悪しや、人としての基礎の部分を教わったりして成長していく。クローゼットいっぱいに詰まった本を読んだり、読書家の叔父をリスペクトしている事がつたわってくる。温かい気持ちになりました。
2022年 10本目
ジョージ・クルーニー✕ベン・アフレックなので期待値が高かったかもしれない。
物語は終始盛り上がりにかけ、淡々と進んでいき睡魔に襲われる。
これといって記憶に残らない映画となってしまって残念でした。
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