劇場公開日 2023年11月3日

「最高のVFXと残念な人間ドラマ」ゴジラ-1.0 モアイさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5最高のVFXと残念な人間ドラマ

2024年5月6日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
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モアイ
モアイさんのコメント
2024年5月17日

バーモンドさん
共感・コメント及び山崎監督の演出手法の解説ありがとうございます!

※本当はバーモンドさんのレビューへコメントしたかったのですが、うまく投稿できなかったのでこちらで失礼します。

いや~全部具体的に説明されているとの指摘、正直愕然としています。そこまでされていても登場人物達の心情が全然わからんかったですもん!

もう山崎監督とは『人ってこうだろ!』って部分の解釈が根本的に違うんだろうなぁ~と理解するのを諦めることにしました。

個人的にはベタなドラマ大歓迎なのですが、ベタなドラマって上手くこっちの気持ちをノせてくれないと、途端に反感抱いちゃうんですよね。

バーモンドさんがご自身のレビューで書かれていた、
>『脈絡なく発狂』この辺りがノれなかった切欠かなぁ~と思います。
神木隆之介ってあまり出演作見てないのですが、『桐島、部活やめるってよ』の時はもっといい演技してた気がします。(もうだいぶ前に、ながら見しただけですが…)
でもこの映画だとまるでコントの演技のようで、ドラマに集中できませんでしたね。

>『幻想としての昭和』については北野武が「監督・ばんざい!」の中で本当の昭和はこうだったって、すっごい皮肉を挟んでいましたね(まぁこの映画もアレなんですが)

ここまでグダグダ言っといて恥ずかしいんですが自分はゴジ泣きしちゃった一人です。やっぱ音楽がよかったよなぁ~と、ストーリー的にゴジラの必然性がなくても、ゴジラでなきゃこの音楽流せませんから…。

本当は山崎監督には昔の特技監督:川北紘一のようにVFXだけ担当してくれたらと思うのですが、ここまで格が付いちゃったらそういうポジションでやるのも難しいでしょうしね。
しかも映画の企画にはめっぽう恵まれている方だと思うのでやっかいな監督です。

モアイ
バーモンドさんのコメント
2024年5月17日

やっぱり主人公の心理描写、普通に見ると意味不明になりますよね。

でも簡単なんです。この山崎って監督、すべてセリフや具体的直接的シーンで説明する病があるので。

序盤で典子に機雷除去の仕事の話をするくだり、典子が「生きて」とメチャクチャ不自然に突然に強調して言うシーンがあります。

そしてコクピットには典子の写真。
これが答えです。

さらに脱出レバーひく直前に典子の写真のアップからの銀座事故前の典子のフラッシュバックが映ります。写真のアップだけでいいのに、この監督全部具体的にせりふにしたり、シーンをみせないといけない病気なんで。

他にも戦争が長引いてればと言われてキレたあとのシーンで戦争の夢を見せるシーンをいれてさらにそのあとに戦争が終われないといわせる。
凄いですよね。説明の説明の説明の,,,この映画ずっとこれですよ。僕はしつこすぎて観ててキレてしまいました。

こんなんじゃ納得いかないとは思いますが、そもそもこの映画にリアルな人間は存在せずセリフマシンしか出てこないので現実的な人間を前提に心中を類推しようとしても無意味です。

バーモンド