四月になれば彼女はのレビュー・感想・評価
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ロケ地は最高でした
予告編でウユニ塩湖の映像がたびたび出てきたので、この映像を楽しむために本作を観に行って来ました。ウユニ塩湖のほか、プラハの街並みやアイスランドの海辺の風景など、世界名所巡りとして期待通り映像を堪能しました。ただこれらのシーンは伊与田春の回想シーンに限られており、思ったより時間が少なかったのがちょっと残念ではありました。
また撮影地に関して、望外の驚きもありました。佐藤健扮する精神科医の藤代俊が勤務する病院のシーンで、なんと自分が入院したことがある病院が使われていたこと、さらには後半登場する海辺のホスピスが、以前2回宿泊したことがある茨城県北部のホテルだったことに気付き、妙に心躍りました。もう一度入院したくはありませんが、ホテルには再訪したいと感じたところです。
お話の内容の方ですが、結婚を間近に控えた獣医の坂本弥生が忽然と姿を消してしまい、お相手の藤代俊が彼女を探すというものでした。この辺りの話の構造は「市子」と瓜二つなのですが、戸籍のない市子の驚くべき半生を振り返り、殺人まで発生した「市子」のシリアスな展開とは違って、藤代、弥生、春の3人の”愛”に対する思いが綴られた作品で、ある意味安心して観ていられる展開だっとと言って良いと思います。
恋愛の話なので、人それぞれ、色々な形があるのは重々承知の上ですが、映画として描くのであれば、当事者の出会いから付き合うきっかけ、さらには結婚することになった経緯やその間の2人の関係性などが分からないと何とも言えない部分もある類いの話だと思います。本作では藤代と春、そして藤代と弥生の出会いや付き合うまでの経緯はそこそこ詳しく描かれていたものの、特に藤代と弥生が同棲し、結婚するに至るまでの経緯が大幅に省略されていた感がありました。
そこにこそ弥生が姿を消した原因が潜んでいた訳で、最初から全部を種明かししたら話として成り立たなくなってしまうのかも知れませんが、藤代が周囲の人から2人がセックスレスだったんじゃないかと指摘され、どうやらそれが図星だったらしいことなどが明らかになるにつれ、どうも首を傾げざるを得ないことになって行きました。セックスレスで別れるのって、夫婦になってからの話でしょうし、付き合っている時に相性が悪いのであれば、そもそも結婚しなければいいだけの話です。また、同棲なのに2人が別々の部屋で別々に寝るなんて、少なくとも私には理解できないところ。勿論当事者同士の自由であり、考えは人それぞれですが、弥生が触れ合いを望むのに藤代がそれに応えてくれないなら、それこそ結婚の決断をする前に別れるべきでしょう。
結局姿を消した弥生は、春に会うために彼女が入所するホスピスに勤務していた訳ですが、正直著しくリアリティに掛けるし、全く共感も出来ませんでした。心情的には、端的に言ってジェラシーであり、非常にコンプレックスな気持ちなんだろうとは思ったものの、婚約者に何も告げずに姿を消しつつ、獣医の仕事も放り出して婚約者の元カノが入所するホスピスに就職までするなんて、ちょっと考えられません。最終的に2人はよりを戻してエンディングを迎えましたが、実際藤代の本質が変わったとは思えないし、今後予定通り結婚するに至っても、果たして上手くいくのかどうか甚だ疑問に思ったところです。
最後に俳優陣のお話を。個々の演技は良かったと思うものの、現在35歳の佐藤健と、22歳の森七菜が、先輩後輩の関係とは言え同じ時期に大学に通う学生だったというのは、ちょっと無理がある設定かなと思いました。俳優の実年齢をとやかく言うのは野暮なのかも知れませんが、藤代と春が付き合っていた学生時代から10年経過した時代を描いている割に、学生時代と現在のコントラストも感じられず、そのため話に奥行きを感じることも出来ませんでした。
そんな訳で、世界名所巡りとしては満点であり、個人的に縁のある場所が2か所もロケ地として使われていた点も良かったのですが、お話の方は合点が行かない部分が多かったので、本作の評価は★3とします。
弥生は春に自分を重ね、春から何か (愛?) を学ぼうとしたのかも。(うーん、ちょっとムリがあるかなと途中で思った) 。 弥生と同じで愛は分からん
結婚直前、弥生は藤代との愛に疑問を感じる。或いは藤代との関係に漠とした不安を感じる。話し合えばいいのにとは思うが、弥生は姿を消す。きっと弥生は愛されてるのか、愛してるのか自信がな くて不安なのだと思う。もちろん僕にはサッパリ分からない。
春は藤代のかつての恋人で、藤代と行くはずだった外国の地を訪ねて手紙をよこす。春はまだ藤代を愛しているのだろうか?それと弥生はなぜ春のいる施設で働いて春に近付いたのか?
たぶん弥生は、春がまだ藤代を愛してると考えたのだと思う。だからきっと弥生は、春のこの境遇に今の自分を重ね、春から愛とは何か、或いは愛するとは何かを学ぼうとしたのかもしれない。
とここまで書いて来て、僕は弥生の行動が理解できないから弥生の行動の理由を一生懸命考えたが、「うーん、ちょっとムリがあるかな。弥生の行動を肯定しすぎかもしれない」とは思った。だけど、自分が理解できない他人の愛や行動を、「理解できないから有り得ん」と言って切り捨てることが有り得んから一所懸命考えたヨ。
ところで藤代は精神科医ならフロムの 「愛について」 読んだ方がいいぞ。ワシはもちろん読んどらんがオマエは読め。
それと元カノの手紙は今の恋人には見せない方が良いと思った。
共感が。。
キャストが豪華、予告もおもしろそうで期待大で鑑賞。
正直よく分からなかった。
理解の努力はしたが小説をかく方が想定しそうな設定への共感は難しかった。
当然演出なのだろうがあそこまで泣く?とか、ある行動への恐怖感など色々違和感。
舞台挨拶中継をみてキャストの方が今作について話していたが、役を演じる上での不可欠な咀嚼、深い理解があってこその話だなぁと感じてしまった。
観客が置いてかれているような印象だった。
なんでだろうなぁ、主題歌も風さんで素敵なのになぁ。
軽薄な男が何年経っても軽薄なまま…
はじめに断っておきますと、佐藤健さんが「名優」かのように、鈴木亮平さんや神木隆之介さんあたりと同列で語られることに、私はそもそも疑問を感じています。
今作でも、随所に佐藤さんが「キムタク演技」的なものを発揮していた感は否めません。
ただ、それ以上に、原作でもそうなのかは未読なので分かりませんが、主人公・フジ(藤代俊)が、学生時代から現在、そして映画のラストにおいても、とにかく軽薄な男だったことに愕然としました。
ちょくちょく顔を出しているなじみのバーの店主から「安全地帯から、人のことをバカにしているだけ」と指摘され、ごく数回しか会ったことがないのであろう義妹(正確には、そうなる予定だった女性)から「結婚を決めたことがむしろ驚きなほど(愛情が感じられなかった)」と芯を食ったことを言われるフジ。
学生時代も、自分と同じように1人親という家庭環境の中、母親の役割を自らこなし、父親を非常に大切にしてきた彼女に対し、いとも簡単に「(自分と)一緒に暮らそう」と、彼女の父親に対する想い、父親の彼女に対する想いを置き去りにした提案をできてしまうフジ。
動物園の獣医である婚約者が想っていたことを理解しようとした証として出してきたのが、動物園にデカデカと張り出しているレベルの動物豆知識の披露。
根本的に、相手が何を考え、想い、自分のそばにいてくれたのかを感じとる能力が著しく欠けているように見えたので、業務的に精神科医はこなせたとしても、フジは誰かと共同生活をすることに決定的に向いてないように思いました。
ラストでは、再び婚約者とやり直す道へと進む感じになりましたが、数ヶ月、早ければ数日でまた別れを迎えるのではないかと。
作品全体としては、フジへのイライラ、もやもやが立ちすぎていて残念でしたが、それでも、登場シーンが少ないながらも仲野太賀さん、河合優実さんの圧倒的な存在感と説得力は一見の価値アリだと思います。
また、フジの学生時代の親友・ペンタックスは、中島歩さん史上、いちばん好きなキャラクターだったように個人的には感じました。
ウユニ塩湖行きたい 美しい景色たち
タイトル、サイモン&ガーファンクルじゃん?…と原作を読んだのはだいぶ前。なんで内容忘れたりしてますが、半分記録も兼ねてるので悪しからず。
前の恋愛を引きずるというか、消化しきれないまま納得いかないままなのは苦しい。愛が続く続かないは難しいです。
何故、春が手紙をくれたのか、弥生がいなくなったのか。考えると切ない。
手紙が一つの契機となって、今の自分の気持ちに向き合う話だけど、セリフだけ聞いてると、小難しくしてるなーと、愛がとても重く感じてしまいました。なんか、きつかった。うーんちょっと弥生が心の病を抱えてるからか。
あと…突然いなくなる系は悲しいからイヤです。
俳優さんたちは良かったです。
こいつわかってねーなあ、みたいな顔の河合さん、さすが上手いですね。
お父さんが竹野内とはかっこよすぎるが回想の中だけで、以降どこへ行っちゃったのか。
健くんはギリ大学生に見えたのですごい。でも個人的には健くんと長澤まさみさんがどうもカップルに見えなくて。長澤さんが落ち着いて見えるからだろうか?
そういえばお二方とも、川村元気作品は2回目ですかね。
そして、藤井風、曲はまだ少ししか知らないけど好きです!
毎年、春は落ち着かない。三月中に今作を見て、果たして四月になったら…と考えました。
*****
川上健一氏の同名小説「四月になれば彼女は」がいつも図書館の棚にあるのが借りられ予約待ち。相乗効果なのか間違えた方がいらっしゃるのかもで興味深いです。(数人予約してる)
結論的には良い映画です^_^
原作などは読んでません。
なんで一緒に海外旅行に行かなかったのか、父親の抱える問題など含めて大事な部分の描写が足らないかな
子離れ出来ない父であればあるぼどホスピスにいないといけないかな
全体的に時間軸が整理されていないから
失踪してどれくらいの時間が経つのか、手紙はいつ届いていたのか、ホスピスはいつからか、失踪してからホスピスのことを知ったのか、
観た人にその理解を委ねる形になってしまっているかな。
そもそも幸せがなくなることに過敏な長澤まさみがなんで過敏なのかが描かれていない。
すべて原作読めば解決するのかも知れないが、映画だけではこの物語の全ては伝わらないかな。
でも、ホスピスでの、「知ってますよ」って言う森七恵の一言を聞くだけでも観る価値ある映画だと思う。
人と人との関係性は些細なことで変化する
人が出会い別れること。それを突き動かす動機、きっかけは些細であり、何気ない気持ちの変化やそれに伴う行動の変化ですぐに移り変わってしまうのだとこの作品を見て感じました。
俳優たちの演技やスケールの大きな映像も美しく、物語の世界観の広さも感じました。
少し無理があるかなぁ…⭐︎
原作未読での鑑賞。
「4月になれば彼女は…」のタイトルは他の方もレビューされているとおりに、サイモン&ガーファンクルの
「April come she will 」からなのか、それとも吉田秋生の「海街ダイアリー」の中からなのか不明だけど
とても美しいタイトルだと思う。
おそらく結婚を考えて付き合っている二人(長澤まさみと佐藤健)、別れた恋人(元カノ・森七菜)。
愛のあった日々を思い出すための突然の長澤まさみの失踪。
右往左往すること佐藤健。
森七菜からの手紙が届いていて、それが理由なのかわからないけど…。
いずれにしても、場面が次々にとんでいき、どうしてこうなる⁇みたいな疑問符だらけに
なってしまった。
特に突然 森七菜が入院しているポスピスに長澤まさみが現れるのは不思議を通り越して
わかるわけないでしょう!という感じ。
しかし、役者さんが揃っていて主役の三人はもちろん、ふっくらとした顔になってバーの
マスターを演じている仲野太賀は味があるし、竹野内豊の相変わらず良い声がかえって
父親の不気味さを際立たせている。
でも、一番の見応えは現地ロケで撮影された森七菜が巡るウユニ塩湖を始めプラハの街並み
、アイスランドの海岸の美しさ。
これだけバラバラの地域を良く費用をかけて廻ったことがすごいと思う。
ラストシーンは思った通りで安心して鑑賞出来たけどモヤモヤ感が残る作品だったかなぁ…
この映画を観て変わりました。
映画初日舞台挨拶付きの時間帯に鑑賞
原作は読んで見に行きました。まず思ったのは、冒頭の森菜々さんのウユニ塩湖に立つシーン映像美がすごい。いつか行ってみたいと冒頭すぐ息を呑む衝撃!これは映画館で是非観てほしい。テーマは愛を終わらせない方法それはなんでしょう?過去と現在を行き来しながら、その謎の答えを、フジ、弥生、春、を通して紐解いて行く映画。それは手に入れない事と弥生は言って居なくなる.フジは弥生を探しながら愛を終わらせない方法も探す。春はこの謎解きの答えを導くキーマンだと思う。春は死ぬからこそ気づけた.大学生の時は愛を手に入れなくてフジと離れた.後悔なのか死ぬ間際にフジと行くはずだった所をあの父から離れて旅をして手紙をフジに出す。弥生は手紙を読んでしまい春に逢いに行きそこで働く「ちょっと怖かった」
弥生は春を通して答えが変わった。春は愛を手に入れない事を後悔していた。あの時お父さんを選んだのもけして後悔はしてないと思える。でもフジを手放してしまった愛を終わらせてしまった、つなごうとしなかった事に後悔しているように思えた。弥生もフジも春から気づかされたのではないのだろうか?愛することをさぼった。いつかトキメキは情に変わった。仕方がないしそれは私でも同じだ.結婚して何十年も一緒にいてトキメキは情に変わる自分の時間が大切と思う時もある.話を適当に聞いてる時もある。でも映画を見て思った。愛を終わらせない方法相手を思いやる、寄り添う、話すと気がついた。知っていたが映画を見て思い出した.かまけてはいけない。これだけで価値があった。フジは思い出のグラスをすぐ捨ててた。でも後から買い直した.水の流れが悪い洗面所フジは最初弥生を思いやる事もせず、そのままだった。キリンの睡眠時間最初興味はなく弥生にそれとなく聞いていたが、ラストプチ動物博士になっていた。明らかに、弥生にラスト寄り添おう、弥生をもっと知ろうに変わっていた。春を追いかける事をやめ泣いたフジ。トラウマを乗り越えて弥生と出会いまた弥生も手放そう諦めているのに気づいたフジ。動物園で弥生を追いかけた時は愛があった時、そして情にかわりその気持ちを忘れ結婚しようとしてたフジ。精神科医なのに、自分の事弥生の寂しい気持ちも知ろうと最初しなかったフジ。ラスト春と弥生に教えられ愛を終わらせない答えがわかったフジ。だから海で弥生を追いかけ抱きしめていた。動物園で追いかけた愛のあったフジを取り戻していた。弥生もきっとフジを好きだったあの瞬間を海で取り戻す事ができた。毎日同じ時間を夫婦で過ごしていると好きというトキメキはわかないが、でも愛を怠らずちょっとした思いやりを持つのを忘れず過ごしていこうと思った.会話、相手の事を知る大切だな。とりあえず旦那さんのしなっていた下着を新品に変え好きなメニューを作ってみようと思った。2人で今度ランチに行ってみよう。些細な事だか些細な事を面倒くさがずにつないでいこうかな。
藤井風のみちてゆく〜ぜひ劇場で聞いてもらいたい。とてもいいです。
何も明確には語らない映画です
佐藤健さん、長澤まさみさんのファンなので鑑賞。結論的には、私には合わない映画でした。登場人物、それぞれに心の傷はあるのでしょう。しかしその部分が丁寧に描かれていないためか、誰一人として登場人物に共感できないのです。ストーリーは単純と言えば単純です。婚約者が結婚直前に謎の失踪。昔の恋人から10年ぶりに来ていた手紙が原因らしいのですが、真の原因が何なのか、最後まで明らかにはなりません。昔、別れた理由もよくわかりません。原因は父親との関係なのでしょうか。最後は、昔の彼女が何かの病気でホスピスに入っていて、彼女が残した写真から、失踪した婚約者を見つけ出します。そして元鞘にもどってハッピーエンド?
何ですかね、これは。純愛もののラブストーリーとも言えないし、元に戻って良かったなあとも思えない。そして可哀そうだと泣けるものでもない。また何かの拍子にいなくなりそうな、こんな女性、私なら絶対お断りです。色々わからないことを類推させるような匂わせはあるんですが、何でも推測させるのは良くないと思います。良い俳優さんを使っているのにもったいないです。
なんだか未婚組のせいか、感動は…
佐藤健演じる精神科医。自分の事はわからないまま大人になっていない?
現実の幸せから逃げて動物の世話(治療)を休まずやって気持ちを保つ長澤まさみ演じる動物医。「幸福を手放さない方法はつかまないこと」という論理のもと生きて来て、顔も性格もイケメンの医者に嫁ぐのに、もっとアドバンテージを活かした人生が出来そうなのに何してるのかな?って思った。
この日本で生活するのに二人で働いて頑張っても子供も作れないのが当たり前。毎日安いスーパーの食品を各店比較して買い物に走る日々が当たり前。
違う次元の話のせいか感動も共感もなかったな。
元カノの森七菜演じるもうすぐ亡くなる病人が地球を回り、子供が命の父親は死んだか?でないと一人旅は無理。だって二人旅キャンセルした理由は半分は父親よ。しかも渡航費用は何処から?よっぽど裕福?それともキャンセルしたお金残していたのか?
こんなことばかり頭の中でめぐりめぐって話の感動なんてしないうちに映画終了していました。
長澤まさみにハズレ無し、、、
と言いたいところだけど、本作は河村元気だから、ま、雰囲気は良さげだけど、どうにも。
長澤まさみも、竹野内豊もサイコパスでしょ。
それに、佐藤健も精神科医で患者に手を出すのは御法度ですよ。立場を利用して洗脳だってできちゃうんだから。
あんまり好きじゃなかった森七菜が良かったかも。あと、中島歩も。
最後もすんなりとはいかないような風に思えてならない。残念。
四月うまれで名前は弥生
なにがやりたかったんだろう?
っていうのが観終わって一番最初に思ったこと。
紆余曲折あってってわけでもなく
序盤にみせた二人の関係は良好にみえた。
あそこで多少のぎこちなさがあれば
後半の展開もすんなり受け入れられたけど
あとから実はもう亀裂はいってましたー
では???そんな素振りあった?って感じ
序盤でめちゃくちゃミスリードさせて
後半のあの展開にもっていったほうが
よっぽど面白くなった気がする
あと主人公のまわりが主人公のこと分かりすぎてて
というか弥生の妹なんなの?あれおかしいでしょ?
最初からそんなすきでなかったでしょ?
ってそんなことあります?
寧ろ動物園で追いかけた藤代は弥生のこと好きだったはずだし。
PENTAXなかじま さんがまた光った作品でしたね。
彼と主人公のやり取りはすごく良かった。
こいつら通じあってるなってわかる感じが○
なんかもったいないなー
主題歌が満ちていくっていうタイトルも皮肉に終わってる
全然満ち足りなかった。
嫌いではないけど
中途半端な作品って感じ。
手紙っていうアイテムにももう限界ありますしね。
ツッコミどころが多くなるから
違う手法のほうがよかった
4月1日うまれは学年3月にくいこまれるから
卯月でなく弥生なのかな?
そこまでして名前を弥生にする意味もよくわからなかったけど
んー嫌いでないけど期待値高すぎたかな
原作のほうが内容充実してそうなので
今度読んでみます。
観る人を選ぶ作品
これまでの佐藤健を期待して観たらいけない映画。
佐藤健、長澤まさみ出演なので、ちょっとだけ展開をひねった王道ラブストーリーなのかなと思って観たら、
ラブストーリーではあるけど重ための題材。
自分の友人が鬱で悩んでいた時期があり、当時友人から不安な心情をいろいろ聞いていたのですが、作中で情緒不安定になった登場人物が話した不安な心情が、その友人の心情と酷似していて驚きました。
精神的な不安定さを抱えた人の描写ができている作品なのかなと感じました。
予告を観た時、個人的には佐藤健と長澤まさみはカップルには見えないなと思っていたのですが、鑑賞後は、ストーリー的にあえて「お似合いの2人」っぽくない組み合わせにしたのかなとか。
原作は読んでいないのでなんとも言えませんが、きっと細部にこだわりのある映画なんだと思います。
横顔のシーン多かったのですが、長澤まさみの美しさが際立っていました!
幸せな長編デビュー
感想
撮影◎美しい風景を印象的に撮影している。
アングルや色彩感も状況に応じた素晴らしい出来映え。
俳優◎出演者は豪華。出演全員の演技は充実していた。竹野内豊さん、キレ者役が最近多かったが、鬱ぎみの悩める父親役の演技が印象的で新鮮であった。仲野太賀さんのタスクも落ち着いた好きな役どころであった。
音楽◎デュアリティから殆ど全てを聴き続けている大好きな作曲、音楽家小林武史さん。映画音楽に関しても間違いないクオリティで心に投げかけてくるものあり。
原作◎
脚本◯
ベースとなる原作は良いとして、
ここからは脚本と演出に難があると感じるところだか、弥生の妹、純役の河合優実さんは実力もあり、大好きな女優さんで今回も良い味を出していたが、弥生との姉妹関係が幼い頃からもう少し映像的に細かく描かれると、現在の藤代と純の絡みに河合さんの味がひき立ち、意味を見出せたのではないかと思う。残念に感じる。
他、原作ありきなので付加出来なかったということがあるのかもしれないが、藤代と春の関係について、もっと丁寧に、ペンタックスを中心に大学生活4年間を春夏秋冬に例え、3人の学部の違いや性格等がわかるようなちょっとしたエピソードを説明ではなく映像化して創作し、交えると現在の藤代の人間性に焦点を当てた時にもっと深みが出たのでは。と感じる。中島歩さんは落ち着いた、若いのに渋さを感じる俳優さんで、印象深い演技だったので演出が残念に思えた。
佐藤健さん、長澤まさみさんは貫禄の演技で素晴らしいの一言。森七菜さんも演技巧者。3人の、特に顔の表情に訴える心を掘り下げた演技は本編の中で何度もあり感動した。
演出△残念ながら、制作期間が限られていたのか、資金も充分にあり、キャスト、スタッフも一流で幸せな監督デビュー作として、部分的に良いものは感じるが、最終的に演出全体に個性というか、作品への拘りのようなものを感じることができなかった。
厳しいようだが、映画監督として、単なるシチュエーション重視のMVやPVとは映画というのは根本的に違うのだという事を、認識すべきと私感する。
制作陣の素晴らしさ🌟
俳優陣の熱演が星🌟追加で、
⭐️3
様々な葛藤があることはよくわかる
一組の結婚を控えた男女の物語で、そこに至る直前の双方の気持ちのすれ違いに観客はいろいろな思いを抱く そこに十年前の元カノ春の話が絡むのだが、十年前と現在の話が交互に描かれることで、主人公藤代の思いを共感している気持ちとなった とはいえ目の前の弥生に対する思いが揺らぐことはなく、弥生の方が葛藤を抱えて行動を起こすのであるが、春の十年間をみていると、春の幸福も願わずにはおられない気持ちにもなった 十年前のカノジョなんて、まして自分を裏切ったカノジョのことなんて、許せなかったはずののに手紙や写真を引き出しに入れておくところなど、断ち切れない思いが藤代にあることにも同じ男性として共感してしまう自分が情けなくも思う
書店にいくと原作者 川村さんの本がたくさん並んでいる 今、現在のこの世代の思いを描くには人気があることも伝わってくる 女性にとっても、男性にとってもこういった葛藤が大きいものなのだろう
個人的には中島歩さんに注目 見た目と違って内面がだらしない、胡散臭い、そんな役が去年の作品にいくつかありましたが、本作は髪型もスッキリして若々しい好青年でありました (3月24日 イオンシネマりんくう泉南 にて鑑賞 )
愛を終わらせない方法?
恋の間違いでしょ?
なんか、よくわからない。いまどきはこの感覚が普通なの?
普通若者の話はそんなこともあったよね的に同感できるものだけど、この話はどうしてそうなった?ばかりで。
友達いないの?誰か何か言ってあげないの?両方とも親出てこないんだけど。
そりゃ今の世の中いろいろ怖いさ。
でも、きちんとその都度ぶつかってこないと、ちゃんと大人になれませんよと思いました。
まぁ私自身はネバーランドに住んでますけど(笑)
【絶景映画】
喪失と再生の物語。世界の絶景の数々が、出演陣の熱演はもちろん、物語の構成でよりキラキラ目に焼き付く。劇中で問われる“愛を終わらせない方法”に、じわりと心が温まる。
◆概要
【原作】
川村元気「四月になれば彼女は」(発行部数45万部超)
【監督】
山田智和(米津玄師「Lemon」などのミュージックビデオの演出を手がけてきた人物。本作で長編デビュー)
【出演】
佐藤健、長澤まさみ、森七菜、仲野太賀、中島歩、河合優実、ともさかりえ、竹野内豊
【音楽】
「スワロウテイル」小林武史
【主題歌】
藤井風「満ちてゆく」
【撮影監督】
「余命10年」今村圭佑
【公開】2024年3月22日
◆ストーリー
精神科医の藤代俊のもとに、かつての恋人である伊予田春から手紙が届く。「天空の鏡」と呼ばれるボリビアのウユニ塩湖から出されたその手紙には、10年前の初恋の記憶がつづられていた。その後も春は、プラハやアイスランドなど世界各地から手紙を送ってくる。その一方で藤代は現在の恋人・坂本弥生との結婚の準備を進めていたが、ある日突然、弥生は姿を消してしまう。春はなぜ手紙を送ってきたのか、そして弥生はどこへ消えたのか、ふたつの謎はやがてつながっていく。
◆
◆以下ネタバレ
◆
◆喪失と再生
ウユニ塩湖を行く春の姿で始まる冒頭。その美しさに息を呑むとともに、春がなぜそこにいるのかが本作のキーとなる事がここに記される。それは、10年前のまっすぐだった頃の自分に出会うため。劇中に何度も登場した“あの頃の私には自分より大切な人がいた”という言葉の通り、喪失した心の片隅にあったものを埋めるため、身を犠牲にしても旅を続けた春。その姿に重なるように、藤代も弥生という喪失から、“愛を終わらせない方法”を探すように、通して自分探しを続ける。弥生も、“あの頃の私には自分より大切な人がいた”の言葉に、再生への手がかりを追うように春のもとへ向かう。本作は、藤代にとっても春にとっても、そして弥生にとっても、喪失と再生の物語というキーワードで共通していた。
◆ロードムービー
冒頭で記された通り、世界の絶景を行くロードムービー的な側面もあった本作。ウユニ塩湖のスクリーンいっぱいに広がる白と青の世界が美しすぎたし、“過去と現在が交差する”チェコ・プラハの時計台も本作にぴったり。ブラックサンドビーチはまさに黒い砂と打ち寄せる波の白のコントラストが美しい。そもそもその絶景は、あのキラキラした学生時代の藤代と春が夢見て、そして叶わなかった約束。そのフィルターを通して、やはりキラキラする絶景がまるで当時の2人にも重なるよう。雑観として時折り差し込まれた美しい景色が、本作では心の純粋さやまっすぐさに重ねて描写されているように思えた。
◆ラスト
結婚式を葬式に例えた弥生の気持ちに気づくこともなく、割れたワイングラスが2人の思い出だったことも忘れていた藤代。自分を見つめ直し続け、たどり着いた弥生の写真は、まるで春が藤代を導くよう(あの写真で弥生と春が繋がり、一気に物語が加速する構成も素晴らしい)。海で見つけた弥生に全速力で駆け寄る姿は、動物園で駆け寄ったあの頃の、つまり愛に満ちていた藤代そのもの。動物の豆知識が話せるほど弥生に寄り添えるようになった姿は、まさに藤代自身、喪失から再生していた。春とあの高台へ撮影しに行った朝日は、ラストでは夕陽の光として弥生に柔らかく注がれていたのも印象的だった。
◆関連作品
○「世界から猫が消えたなら」('16)
本作同様川村元気原作、佐藤健主演作品。プライムビデオ配信中。
○「億男」('18)
川村元気原作、佐藤健主演。プライムビデオ配信中。
○「青と僕」('18)
山田智和が監督したドラマシリーズ。親友の死をめぐる青春ミステリー。全6話FOD配信中。
◆評価(2024年3月22日時点)
Filmarks:★×3.7
Yahoo!検索:★×3.4
映画.com:★×3.5
愛し続けることの難しさ
何度も観た予告に惹かれて鑑賞してきました。公開2日目の夕方の上映回だったにも関わらず、300人規模の箱に観客は自分一人だけでした。おかげで作品にしっかり浸ることができ、周囲の目を気にすることなく涙を流し、なかなか贅沢な気分を味わってきました。
ストーリーは、精神科医の藤代俊のもとに、かつての恋人・伊予田春から世界各地の美しい景色の写真が添えられた手紙が何通も届くようになる中、現在の恋人であり、同棲しながら結婚の準備を進めてきた獣医師・坂本弥生が突然姿を消してしまい、その理由がわからない藤代は、周囲の人たちに相談し、弥生との日々、春との思い出を回想しながら、自身の恋愛を見つめ直していくというもの。内容もさることながらヨーロッパの絶景の数々が非常に魅力的で、これだけでも観る価値がありますし、今すぐにでも旅に出たくなります。
元カノからの手紙と今カノの失踪が、結果として収束していく流れは、ある種のミステリー仕立てにも見えて興味深かったです。また、その二つが下世話で短絡的なつながりではなく、それぞれの心に残る愛やそこにまつわるわだかまりを乗り越えようとする、自分と向き合うための大切な行動であったことに心打たれます。
失くしたものを取り戻すというのは、口で言うほど簡単ではありません。自分より大切なものの存在に気づきながらも、それを手放すまいともがくこともせず、結果として失った過去の苦い経験をもつ春。彼女が、それを乗り越えるために約束の地を独りたどり、それを経て新たな人生を歩み出そうとする思いに、目頭が熱くなります。
そんな彼女の強い思いに揺さぶられ、弥生は自身を重ねて彼女に会おうとしたのではないかと思います。失うことを恐れて手に入れない選択を心がけ、それでも藤代とならと愛に身を投じたのに、日々の繰り返しの前ではやはり愛が色褪せていく。このままでいいのかという思いがよぎった弥生は、人生でこれ以上ないほどの愛を藤代に感じた春の姿から、何かを得たかったのかもしれません。
それは藤代にとっても同じで、泥くさく相手に向き合うことをせず、誰に対してもどこか距離をとって接してきた彼は、この出来事を通して初めて人と本音で向き合い、心の深いところでつながる大切さを感じたのではないかと思います。春の命懸けの行動がきっかけとなり、失われかけた愛が救われたように感じます。
ただ、回想シーンが多く、時系列がちょっとだけ整理しにくかったのは難点です。また、登場人物の心情もはっきり語られているわけではないので、観る人の立場や経験により、全く異なる感想となるかもしれません。それはそれでおもしろいですが、やはり口で言ってもらわないとわからないことってあるよな〜って思い、弥生の失踪当初に周りから責められる藤代がちょっと気の毒に思えました。
主演は佐藤健さんで、困惑しながらも弥生を追う藤代を好演しています。脇を固めるのは、長澤まさみさん、森七菜さん、仲野太賀さん、中島歩さん、河合優実さん、ともさかりえさん、竹野内豊さんら。中でも、森七菜さんの大人の魅力が増した演技がとてもよかったです。仲野太賀さん、竹野内豊さんも、さすがの存在感を発揮しています。
全233件中、141~160件目を表示