冷たい熱帯魚

劇場公開日:

冷たい熱帯魚

解説

「愛のむきだし」などで知られる鬼才・園子温監督が、実在するいくつかの猟奇殺人事件にヒントを得て人間の狂気と極限の愛を描くサスペンス。小さな熱帯魚店を営む社本の家庭では、年頃の娘が若い後妻に反発しており、そのため彼と妻との関係にも亀裂が生じていた。そんなある日、彼は娘が起こした万引き事件をきっかけに同業者の村田と知り合う。やがて村田の事業を手伝うことになった社本は、いつしか恐ろしい猟奇殺人事件に巻き込まれていく。

2010年製作/146分/R18+/日本
配給:日活
劇場公開日:2011年1月29日

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映画レビュー

映画としての面白さは欠片もない

2024年5月6日
スマートフォンから投稿

サブカルやオカルト好きな大学生サークルがやりたいこと全部詰め込んだ自慰映画という印象。
最後にクラシックが流れるというのもダサすぎる。こんなに酷いと思わなかった。

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ほむほむ

4.5ご飯が食べられません。

2024年3月11日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

この映画に長文の感想は要りません。見た人にしかわかりません。僕の様にメンタルが弱い人は、精神的に異常をきたします。

前々から気になっていたので、本日やっと見ました。
この映画は目を背けたくなる程に生々しかったです。
沢山の意味で『最高と最悪』でした。
自分の父親を思い出します。

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芥

1.0高く評価できる?

2023年11月15日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

怖い

 鑑賞後、レビューを少しチェックして、この映画がどんな価値をもっているか考えてみた。浮かんできたのは、でんでんの村田役のような因子を持った園子温監督が究極まで暴力・エロを映画表現として追求したように見えたということ。そうでもなければ、こんな映画は撮れない。
 普通の人間は、上手く行かないことも、「それが人生さ」と受け入れて日々生きている。お互いの気持ちや慣習、思い出などを大切にしている。そんなしがらみを一切取っ払って、人間としてやってはいけないというリミッターを外して生きると、村田のような人間になる。獣以下になるということだ。そんなものを見せて、どうというのだ。生の戦場を映画で見せるのと同じだ。極限の状況になれば、人間、確かに何をするかわからない。でも、それは人間性の崩壊、生命としての生存本能で生じるものだ。そして、それを計画的に行うようできるのが人間の狂気なのだ。本当にあった事件を基にしているといっても、それを脚色して、更にエログロ映画として表現するのは、悪趣味、露悪家、性格がねじれているとしか思えない。自分の悪趣味を誇っているだけだ。
 社本が、最初の殺人を目にした時、逃げようとして何故逃げなかったのか。警察に密告しなかったのかも十分な説明がない。(保護を願い出れば、3人以上殺しているから死刑なはず。事件は短期間で行われ洗脳されているほどではない。)いつでも逃れるチャンスはあった。今までの上手く行かない人生、妻や娘に対する遺恨があったにせよ、急遽殺人鬼に変貌?愛も憎しみも感じていた人たちをいきなり殺す・殺そうとするのも意味不明。
 人間の深さを描いているのではなく、どこまでエログロを振りきった映画を撮れるかを追求したように見えた。

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parsifal3745

3.5なかなか良いオチを考えるなあ!

2023年11月6日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

怖い

興奮

グロ描写は個人の耐性が大きく関わるし、胸糞悪いストーリーについては事件が実際に起きて、その内容からするとこの映画の評価には影響しない。
前半の不穏ながら退屈な雰囲気から後半に畳み掛ける主演吹越満の覚醒!からのDVフルスロットルで現実をぶち壊す!展開には画面に釘付けになった。
実際の事件通りにするとエンタメとは程遠い結末に至ることは分かりきっており、本作はそこを大きく脚色しまくった結果、スプラッター要素強めなスリラーになっていて楽しめる。またエロ描写も飽きさせない要素の一つ。
終盤橋での恐ろしいながら感情全開の夫婦と社本の3人の掛け合いには笑ってしまった。また、村田の人間の本質を観る眼には心動かされるものもある。
とにかく、でんでんの恐怖と演技を超えた怪演は素晴らしい。
この映画を構成する"胸糞エログロ"の要素によほど拒否感が無ければ観てもいい映画と思う。

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ezio
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