ゴジラ-1.0のレビュー・感想・評価
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米国にも負けない日本のゴジラ
戦後の無の日本に襲い来るゴジラの恐怖感と、初代ゴジラを踏襲した当時の日本の雰囲気に満ちたシンのゴジラ映画といった印象
日本人のDNAに刻まれているのか、戦後を体験したことの無い私の心に訴えかける、壮絶な時代を生き抜いた先祖の逞しさに感銘を受けざるを得なかった
史実をエンタメに昇華し世界中に知らしめた決してハリウッドでは描けない怪獣との決戦
日本人らしい戦い方と盛り上げ方に心揺れた
日本人が見るべき映画の一つ
⭐︎4.0 / 5.0
3月30日(土) @映画館
ゴジラ -1.0
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これは劇場で観るべき😆見応えあり🥹VFXに違和感なし👍
個人的には、典子(浜辺美波さん)の吹っ飛び方がツボwww
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最初見たときは迫力あったけど、冷静に見ると変かな(これは個人的な意見として聞いてね)
最初はすごいと思ってみてみたけど、今冷静になってみるとそんなに面白いかと思ってしまう・・・。俳優陣の演技力はすごく素敵だし、めっちゃ時代感を感じるけど、ゴジラの動きがちょっと変なところがある・・・。
熱戦の吐き方がいったんため込んで、一気に吐くってところがあるけど、あれ昔のゴジラみたいに普通にためずにすればいいんじゃないのかなと思った個人的には、偉そうに言うと、熱戦の吐き方と歩き方が変なところが気になる・・・。話はよかったよ・・・。
話はよかったからだから惜しいのと、アカデミー賞を取るような映画ではないと言い切れるかもしれない・・・。でも、これはあくまでも個人的な意見なので、映画見るときは自分の見たい映画を見るといいと思うよ・・・。ゴジラが好きな人がいればそれでいいんじゃない?
人の意見に左右されないのも一つのゴジラ好きの魂みたいなものやけど、今回の映画は過去よりもなんか変な感じだと個人的に思った・・・。
久々に興奮する映画だった。
率直な感想としては、ゴジラの殺意が今までのシリーズの中で一番強かった。
戦後人々が協力し立て直していく中、ゴジラという脅威が0をマイナスに変えていく恐怖が五感で感じることができた。
シンゴジラとは違ってヒトVSゴジラという構図が初代ゴジラのテイストを感じて素晴らしいと感じた。
何で-1.0なんだろうか
戦後何もない日本
ソ連の目が怖くて軍事武装できない日本
そんなときに襲ってくるゴジラ
こんな環境下なら、マイナスなんだけど、1.0どころじゃないよなー
と観ていました。
内容は特攻隊出てきたし、最後はこうかなーって想像通りになってしまった。あとは役者に注目しましたが、浜辺美波はこういう昭和の女性を演じたら、日本一ではないだろうか。
アカデミー賞を獲った映像に注目して観てほしいです。
映画館の無い離島在住なので(ぶっちゃけ小笠原の父島です)気になる映...
映画館の無い離島在住なので(ぶっちゃけ小笠原の父島です)気になる映画を公開初日に観るなんてことはほぼゼロに近い生活を三十数年送ってきましたが、息子の高校進学の準備でたまたま上京していたので、この作品に限っては公開初日に観るという幸運に恵まれました。
離島とは言え、ネットの環境はかなりしっかり整っているので、山崎貴監督がゴジラを撮ったという情報は得ていましたし、粗筋も大体分かっていました。三丁目の夕日シリーズでの昭和の描写、アルキメデスの大戦で大和戦闘シーンなどが素晴らしいものでしたので期待も膨らみました。幸いにも、と言ったら語弊があるかも知れませんが、私は山崎監督が評価を落としていた幾つかの作品は、元々興味が無かったので観ておりません。なので少なくとも私の中では山崎監督への信頼度は相当高いものがありまして、期待値もかなりのものでした。
しかし、この「期待値」がかなりの曲者で、本作の時代設定から色々な妄想を膨らませてしまいました。長年ゴジラファンをやっていると、自分だけのゴジラ像が出来上がってしまい、自分だけが理想とする設定やストーリーが出来上がってしまいます。
今回、私の中では日本帝国海軍連合艦隊とゴジラが激闘を繰り広げ、「大和対ゴジラ」や「海底軍艦対ゴジラ」の映像化が妄想的な理想と化しておりました。海底軍艦の登場も公開当日まで伏せられて、実は役所広司さんがサプライズ出演で神宮寺大佐を演じるとか、今にして思えば破茶滅茶な妄想を膨らませていたのでございます。当然、時代考証はメチャクチャになりますが、そこは元々ファンタジー映画ですから力技でなんとかしてくれるんじゃないかと実に都合のいい解釈をしつつ。
そんな大盤振る舞いな妄想的期待を持って初日の劇場に足を運んだものですから、実際の作品を拝見して物足らなさを感じてしまいました。戦艦との戦いは有ったにはあったけど尺が短いとか、ウジウジして腰抜けな敷島には非常にイライラしたとか、敷島が気絶する回数が多すぎるとか、ゴジラが脆いとか、ゴジラが波動砲並みの光線をぶっ放すまでの時間がシーンによって違い過ぎるとといった不満点が少なく無く、観終わった直後の満足感はシン・ゴジラには及びませんでした。
ちなみに一緒に観た当時まだ中学生だった息子は、最近見た映画では一番面白かったと言っていました。
私も幾つかの不満は残ったものの、何かが後を引いており、すっきりしない感覚にとらわれていましたので、数日空けて今度は一人で見に行きました。
するとどうでしょう。二度目という事で身勝手な妄想で作り上げた期待値が払拭された純粋な気持ちでの鑑賞となった事で、ようやく本作の良さがストレートに伝わって来ました。なんと一度目よりも二度目の方が泣けてしまったのです。まさかゴジラ映画で肩を震わせるくらいに泣く日が来るとは思いませんでした。劇場内でも他に泣いている人は少なく無かったようです。少なくとも場内のあっちこっちからハナをすする音がずっと聞こえていたのは確かです。
大和も轟天も役所広司の神宮寺大佐もいないけど、この作品はそれで良かったのです。
そしてあらためてこの手の作品は、映画館で大スクリーン、大音響で見る事で真価が分かることも実感しました。後にディスクでも本作を観ましたが、テレビの画面サイズや音の迫力では比較にすらなりませんでした。届くのを楽しみにしていたディスクでしたが、かえって鬱憤を溜める事となり、その2日後、TOHOシネマズ日比谷に足を運んで口直しをして来ました。(息子の受験の成功により、新年度から都内に移住しています。)
この映画はゴジラに全く思い入れが無い人でも十分楽しめる娯楽映画に仕上がっていると思いますが、良い設備の劇場で、二回以上観てこそ、この作品の真価に迫れると思います。
なので、ディスクや配信でしか観ていない人や、まだ一度しか観ていない人、ましてや映画の一部しか観てない人のレビューなど信用するに足ら無いと思うのです。そんなんで批判レビューを書か無いないで欲しいですわ。💢
さて、そこまで絶賛する私なのに何故満点を付けないかと言えば、肝心要のゴジラのデザインに不満が残るからです。最も気になるのは口が小さく見える口角のヒダと、やけにちっこい眼。近年のゴジラの口には皆アレがありますが、口が狭く見えるアレは私はどうも好かんです。あと眼。パンフレットをご覧になれば分かりますが、山崎監督は睨みを効かせた半月状の眼にするつもりだったのが、何度伝えても現場が受け入れてくれなかったとの旨を語っています。温厚な性格の山崎監督ですから、まあ良いかと諦めたようですが、ここは監督の権限で半月状の睨みを効かせた眼で押し切って欲しかった。実際のデザイン画がパンフにも載ってますが、ハッキリ言ってそっちのゴジラの方が映像化されたものよりカッコイイのですから困ります。何で監督の指示通りにしてくれないの?何様なの?
山崎監督のデザインが忠実に再現されていたら、私にとって歴代で最も好きなゴジラになっていたかも知れません。そう思うとつくづく残念な思いに包まれるので、どーしても満点には出来ませんでした。
皆さんもパンフレットを是非ご覧ください。
映画館で観てこそ真価発揮する、世界に誇る歴史的エンタメ邦画
アカデミー受賞直後に劇場で観て、今回改めてVODで再視聴しました。
やはり映画館で観た迫力には遠く及ばない印象、体感的には5割減くらい?
自宅で落ち着いて観ると最近やたらレビューで増えたベタな演出の甘さが確かに気になる。
演技に引き込まれるのは安藤サクラくらい。脚本やテーマは素晴らしいと思えるので、シンゴジのように物語と特撮パートの監督を得意分野で分ければ作品としてもっと違う評価もあったかも知れない。賛否両論の主人公のオチも自分的にはテーマに沿ってて良かったと思う。
尤もこの映画は映画館で観て体感してこそ真価を味わえる娯楽作品。
映画館では世界で評価されたVFX映像技術もさることながら劇場全体が震える大音響の音響効果が大きいと感じる。ベタな演出や演技が気にならなくなる程、気持ち良く作品世界に没頭させ酔わせてくれる。
山崎監督は「ゴジラ・ザ・ライド」で表現した実物大の巨大なゴジラに襲われる恐怖を大スクリーンで表現したかったらしいので、やはり劇場でないと味わえないものがある。
これは物語を堪能する芸術映画でなく、あくまで遊園地のアトラクションを体感して楽しむような映画。
レビューの評価が映画館で観た人とVODで観た人とで全く分かれるのが良い例かと。
テレビで無料で観た気になって評価してる人は、人生の貴重な体験逃して可哀想とすら思える。
例えるなら世界的な名画を美術館でなくスマホやPCで見て評価してる感じかな。
まだ一部劇場では観れるので今回VODでガッカリした人は是非映画館で見直して欲しい、きっと印象が変わるでしょう。
細かい演出に不満は感じても映画としては総合的には満点、間違いなく映画館ならば1800円払う価値のあるエンタメ映画です。
市井の人々の想い
ゴジラの迫力が素晴らしい…
ストーリー展開もよく、その世界観にハマりました
そして…号泣
この映画の焦点はゴジラではなく銃後の人々の生き様でした
理不尽極まりない戦火を生き延びた、市井の人々を想う気持ちがヒシヒシと伝わりの泪…
銃後の人々の辛い現状は涙無しでは観れません
「この世界の片隅に」が一番泣けた…
生き長らえた今、逝った人々の分まで生きなきゃいけないと切に思わせる映画です
メイキングを見ましたが予算がないので船は前半分だけしかなく、しかも...
メイキングを見ましたが予算がないので船は前半分だけしかなく、しかも何そうもの船の役をさせたらしいです。町で群衆が逃げ惑うシーンも実際の人は前の方の何人かだけで後ろの方の人達はCGなのだそうです。しかし全く違和感がなく見事でした。また神木隆之介くんはオーラを全く消していたし浜辺美波さんは素っぴんかと思う程薄いメイクで二人ともあの頃の昭和の人みたいでした。
雰囲気は良かった
終戦後、多くの犠牲者を出してしまった過去にうなされる敷島の前に、恐るべき力を持つ巨大怪獣が現れ…。
アカデミー視覚効果賞受賞作。物語にダイジェスト感を覚えてしまい内容の割にあっさりとした鑑賞後感。纏わりつく絶望的な雰囲気やVFXのクオリティには満足でした。
GODZILLAではないゴジラ
シン・ゴジラも緊迫感あって良かったと思いますが、いかんせん庵野監督、謎が残って????ってなりました。あの最後のしつぽの先の人間なのか小さい怪獣かわからないワンショット、あまりにもエヴァが踏襲された全体のながれ、それからするとゴジラ-1.0は昔ながらのゴジラでした。GODZILLAではなくゴジラです。皆さんの中にそれぞれのゴジラがあるでしょう。私は小学生から夏休み、春休みにゴジラを映画館で楽しんだ世代。それからすると、映像もゴジラの迫力も全く別次元です。皆さんの中のゴジラの基本型に照らし合わせて今回も映画みられたのではないでしょうか?GODZILLAが好きな方、ゴジラが好きな方、色々です。どう行った形でこのゴジラを倒すのかが興味津々でした。戦後間もない日本の物質力という限りあるのだという中では、良いできではないでしょうか?映画とは皆さんの感性、合う、合わないがあります。コメント見てると少し批判めいたレビューがありますがこれは今回のゴジラが合わなかっただけです。その方はGODZILLAが合うのかもしれません。子供の頃に純粋な眼で見たゴジラを思い出してください。
虚しくなる作品でした。
男社会がガヤガヤそれっぽい価値観を掲げて遊んでるだけの、虚しい世界観。
今どき心中主義とかもういい。
守れるものを守れなかった人が後悔で作った物にしか見えませんでした。
舞台演劇を見せられているようなドラマ部分
を編集で15分ほどカットしてくれると良かったように思う。高評価が多いので少し期待してしまった。ゴジラシーンはシンより好きなので その巨大感を味わいにまた劇場へ行きたい気もするが、なにしろ邦画が好きになれない理由満載な やっぱりな邦画なのでリピは無し。
追記:といいながら2月にもう1回観ましたが
昨日観たアマプラのコメンタリーVer.が1番面白かったです。
ゴジラはやっぱむいてなかった
シンゴジラは、なんか面白かったんだけどなー
ゴジラが使徒のよう、あの変化する不気味さがたまらなかった
昔からゴジラ見てるけど、深い感動はなかった人間からすると今回も同じ目線になってしまう
今作のゴジラの怖さや恐ろしさはよく表現されてて、光線とかやばいくらいだったんだけどそれだけが興奮した部分
神木隆之介と浜辺美波のやりとりとか、あいみょんの曲が脳内再生されましたわ
なんだか2もやりそうな終わり方
自分はこういうゴジラをを軸とした大人の人間ドラマ的なのは合わないんだな〜も思いました
ゴジラが助演男優賞の映画NO1
ゴジラって結局敵か味方か作品によって違うからわかんないよね
もし実際ゴジラが出てきたらそのゴジラが敵か味方か判断するガイドラインがあるといいね
チェックシートみたいになってる感じのやつ
戦後にゴジラが襲ってくるからマイナス1らしいけど被害見る限りマイナス1どころじゃなかった
銀座やられっちゃってんじゃん
マイナス8くらいでしょこれ
今回のゴジラは割と海中がメインで上陸するのはちょっとだけ
海と陸の割合で言うとウミガメくらい🐢
ゴジラメインって感じよりも人間ドラマがメイン
ゴジラは引き立て役
今年の日本アカデミー賞はゴジラが助演男優賞とるかもね
堤真一と勝負だな
ドラマパートで好みがわかれる
ゴジラ・寅さん、正月映画の定番だった。
1970年代生まれの僕には、定番映画で面白かったのはジャッキーチェンぐらいで。
テレビで流れていても、この面白さには気づかなかった。
だいぶ大人になってから、寅さんを観た。
面白い。山田洋二監督の人間描写がとても気持ちいい。
あぁ、映画を観ているという漠然としたものじゃなくて、人を観ているなと。
そんな、人物観察のような映画だと感じた。
ゴジラは結局のところ、何の話なのかいつもわからず
人間の味方?なのかな。その辺がピンとこず、なぜならなぜゴジラが
人間の味方をするのかがチンプンカンプンだからだ。
庵野監督のシン・ゴジラを観て、こういう解釈がおもしろいなぁと
思ったのだ。
で、当映画「ゴジラ-1.0」。
VFX的にはこれはどうやって撮影したのか?と思えるぐらいの
馴染みの良さ。完成度が高い。一方、痛さが伝わってこない。
災害はそういうものなのかと思えば、まぁそうだと思うけど、
なんとも、こざっぱりしている。
人間が災害で不幸に死ぬってのは、もっと重たい感じなのだが
あえてライトに演出しているのか。
神木隆之介と浜辺美波は息がぴったりというか、男女の間がいい。
終始めぞん一刻的な、男女モヤモヤ付き合っちゃえよ!的なエッセンスが
地底に走っている。だから、物語中盤で、「これなぁ~」と萎えたのも
事実。
ラストシーンは何かにつなげる布石のような感じがしたが
物語の継続性を維持するってことは、今回の物語が次回に
ほとんど影響させない「サザエさん」的なのだなぁと思う。
(※サザエさんはどんなキャラクターが登場しても、どんな事件が発生しても
最後にはモトサヤに戻って、何もなかったことになる。+教訓めいたことも
引き継がれない。ある意味、日本が誇るパラレルワールドアニメ)
全体的には満足できる面白さ。物語が直線的で、うがった見方もしないでいいし
こういう映画なら正月映画で父さんに連れられて観るのもありかな、と思ったが
中学生ぐらいまでならピンと来ないかなぁ。
佐々木蔵之介の演技がデカいから、全体的にバタ臭くなってるけど
あの目をかっぴらく感じがいいんじゃない。
ボソボソ話している映画って、伝えることを諦めてるとおもうんだよね。
ああいった演技をすることで、吉岡秀隆のワチャワチャとしたかわいいキャラクター感
もでてくるし。
いい映画です。観て損なんて一つもないと思います。
劇場で見れる間は、是非。
家で家族と見ました@アマプラ。
これは劇場の真っ暗な場所&超弩級の音響で、楽しむべきでした。
ストーリー展開もわかりやすいし。
ちょっと昭和テイストのほろりもあったりして。
ゴジラ苦手な私でも、十分楽しめました。
映画館4Dで見てほんとうによかった。
4DXで視聴しました。
ストーリー・演出の緩急なのか、盛り上げ方がとても良いと感じました。
ゴジラの全体像登場シーンや、作戦の決行シーンなどBGMとの組み合わせが最高でとてもワクワクしたのを覚えています。
強いていうと、ゴジラが暴れる姿をもう少し見たかったです。
エンディング最後の1秒まで楽しめる作品でした。
日本人にとってのゴジラ、これで良いの?
すみません、、、絶賛している人、本当にそう思ってるのでしょうか、、そんなんで良いのかな、、って、ちょっと不安になります。自分は、グロモノでない限り、なんでも楽しく肯定的に観られるタイプです。ですが、、ちょっと期待しすぎたのでしょうか?、、
どうしよう「巧妙なストーリーに感動した!」とか「さすが映像の迫力に半端ない!」とか「皆さんの緊迫した演技が素晴らしい!」とか、、言いたかったんですが、言えない、、
主人公や周りの人々のセリフや感情に、なんというか、流れがない?本当にそう思っているように思えないんです。
「そう台詞喋らせれば、観てる人もそうなんだなって思ってくれるから、前後の流れがなくても、この場面でいきなり人物の辛さを吐かせよう、泣かせよう」みたいな、、。
役者さんも、普段ドラマでは良い演技していると思っていた人たちなのに、いつも唐突に、何故そんなに感情的に取ってつけたようにそんな喋り方するの??って。
多分、感情の流れを描写する脚本力演出力が欠如している中、人物の置かれている設定を少ないセリフで観客に分からせるため。
無理矢理同調させようとしているため。
でも、人物の背景描写が雑だから、オーバーな演技で無理やり感動させようとしている、、、。
そんな中、自分も泣きました。
ただし、戦争の犠牲者となった国民の姿にでも無く、苦しい生活の中必死にもがき生きる姿でも無く、理不尽に核の実験の場となった日本人としての葛藤の姿にでもなく(これらを心に響くような描写は一切ありません)大人の巻き起こした戦争の事なんて関係のない幼い「あきこ」が、ただ、あたりまえな幸せ「大根のお汁を飲んで美味しい、幸せ」「お母ちゃん、お父ちゃんと一緒に居たい、親から当然に与えられる愛の幸せ」それらを求める姿に涙が出ました。もしかしたら、「演技」とかまだ考えていない年齢かもしれませんが、観客の感情を都合のいい方に誘導しようと、役者が思ってした(もしくはさせた)演技では無く、一番自然にスッと入ってきました。(そりゃそうだって言われるかもしれませんが)でも、それぐらい、人間の感情と行動に結びつく描写が雑で適当です。
監督は何が描きたかったんだろう、、、、。ただ、少ない予算で映画を作ったぞ!!って、みせたかったの??
ゴジラも「シン・ゴジラ」のような得体の知れないモノが近づいてくる恐怖感や人間の予想にない唐突な破壊力、とか、無いです。
自分はVFXの凄さの違いがそこまで分かりません。だって、作ってる本人じゃ無いからその大変さが分からないから。知ってる人はそこは凄いって思うんだと思う。それはそれで、その分野で評価してあげるべきとは思う。でも、でも、作品として、こんなゴジラで良いの????
緻密とかよく出来てるとか、それって、映画のストーリーに魅力があれば引き込まれてあんまり関係なくなってくる。アニメだって漫画だって昔のぎこちない動きのモノでも、絵が下手くそでも、ストーリーが素晴らしかったらめちゃくちゃ感動する。
なんだろう、物体が皆、独立して見える。緻密かも知れない。でも、いつも主人公たちと同一の時間軸に居るような感覚が無い、、、実体感がない。なんだろう、、、、。
人の心を動かす物語としての実体感、リアルって何?
観客は、写実主義の造形アーティストの作品を見たいわけでは無い。
造形としてのリアル、それを一番にしてはいけないと思う。
もちろん、造形にリアリティあれば、更に物語に説得性が出るって事もあるが、この映画の場合、その売りであるVFXのリアルに、他との調和が無い。
感情としてのリアルも同じく、
例えば、残酷な表現をすれば、必ずリアルな恐怖を感じさせられるわけでも無い。人間を咥えるシーンとか一瞬「うぇ」と、思ったが、その行動の残虐さを自分が生きてきた経験上知ってるのでそう感じただけで、実際の造られた映像には臨場感、説得性は無い、、、
その、なんとなく映像の稚拙感を分かってるから俳優の演技で補助しようとしてるのか?更に夢から醒まされるような、実際にそこにいる人間の態度とは思えない不必要なオーバーなーセリフ回し、、演出、、、、
主人公の恐怖の顔をアップで映せば、わーって言わせれば、観客も一緒に怖がってくれるだろう、、、じゃ、ダメなんです(>_<)
それに、何故ゴジラが存在するのか、、これって、一番大事なんじゃないでしょうか、、、。
もう皆んな知ってるから適当に流してるのかもしれませんが、人間の身勝手な水爆実験のせいで生まれて、、、だからただの悪者にして、やっつけて終わりーーじゃ無いはずです。
ゴジラのの映画なのに、ゴジラに実体感や恐怖感がなく、また、存在への扱いが雑すぎる!!監督!!!日本人にとってのゴジラをこんな雑に描かいて良いんでしょうか?!!(><)
賞を取ったから、今までのゴジラ作品や背景を知らない世界中の人々も、これを機に見てくれるでしょう、、。奇しくも賞とったから、最高峰のゴジラと思って、、、。それから、日本映画のレベルを測る基準にも加えられるでしょう、、、、。
御免なさい、自分は、もっと制作費の少ない中放送してるドラマでも、よっぽど心を動かされたりドキドキしたり、考えさせられたり、、って作品いっぱいあります、、。
この、モヤモヤした想い、抱えられなくて、レビューしてしまいました、、。反対意見もあるかと思います。そんな方、御免なさい、。嫌な想いさせちゃったかもしれませんね、、。
日本映画、ストーリーの良さでアカデミー賞が取れると良いな、、、応援してます。
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